【HQ】彼の前で狸寝入りをしてみた結果【音駒・梟谷】 (ページ10)

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芝山くんの反応ページ10

芝山くんの部屋で勉強会をしていると、彼が飲み物を取りに行くために部屋を出て行きました。

何か悪戯をしたくなったので、狸寝入りをして彼の反応を見てみることにしました。

【検証】

「先輩！冷たい麦茶持ってきまし･･･、ってあれ？お疲れですか？」

カランカランという氷の音がなんとも涼しげです。お茶を乗せたお盆を机においた彼は、ぬいぐるみを抱いて眠る私を覗き込んできました。

「か、かわいい…」

褒められたのがうれしくて、意識的に寝息をたててみました。

「そんな無防備に寝られると、僕どうしたらいいか分かんないんだけど…。でも、先輩の寝顔かわいいし、ずっと見てられるからいいや！」

横目でずっと見守ってくれました。

【まとめ】

・気づいていません

・純粋な彼はいつもAさんを癒してくれます。

・癒されすぎて、本気で寝てしまいそうです。

【ネタばらし】

「芝山くん、いつも癒しをありがとう･･･」

「は、はい！？」

目を開けてえへへ、と笑えば目の前には大きく目を見開いた彼の姿。

「かわいい、って思っててくれたんだね、嬉しいなぁ」

「へ！？は、恥ずかしいんであんまり言わないでください･･･」

顔を真っ赤にしてぼそぼそと話す彼。

「ふふっ、芝山くんもかわいいっ！The 後輩って感じで好きよ？よし、じゃあ勉強再開しよっか」

「先輩。」

閉じていたノートを開きかけた手の上に彼の手が重ねられて。

「先輩の中で、僕はただの後輩ですか？？」

真剣で、どこか悔しそうな目をした芝山くん。そのまま指を絡められて見つめられれば、もう逃げることはできません。

"ただの後輩"から卒業してみませんか？