京谷くんの反応 ページ7
京谷くんが体育館に残って一人で自主練をしていくというので、一緒に待っていました。
自主練が終わり、倉庫にこもって少し片づけをするようなので、狸寝入りをして帰ってきたときの彼の反応を見てみることにしました。
【検証】
「…終わりました」
少しお疲れモードの狂犬ちゃんが戻ってきました。
「Aさん、寝てるんすか。」
壁にもたれて寝ている私の目の前にしゃがむ彼。
「Aさん、疲れてるんすか。」
珍しくよくしゃべる彼から、頬に手を添えられました。
「・・・。」
少し顔が赤くなりそうになったところで、彼がひとこと。
「…A。」
【まとめ】
・ばれていません。
・突然の名前呼びは反則だと思います。
・優しい声色にノックアウトです。
【ネタばらし】
「名前呼びとかずるいと思う・・・」
目を開けてほほ笑むと、途端に不機嫌モードに入る狂犬ちゃん。でも、私はこの反応が照れ隠しだって知っています。
「…起きてたんすか。」
「起きてました、ごめんね(笑)」
白状すると、ぶわっと顔が真っ赤になった彼。それがあまりにもおかしかったので、からかってみました。
「狂犬ちゃん顔真っ赤!(笑)」
少しからかいすぎたかな、と思っていると、いきなり両肩を掴まれて、背中にはダイレクトに壁の感触が・・・
「ちょっと黙ってもらってもいいっすか。」
彼の力強い目線から逃れることは不可能です。
さあ、この後二人はどうなったのでしょうか・・・
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作者名:和紗 | 作成日時:2016年4月19日 20時