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6号車と一足早いハロウィン2 ページ20

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「開けてみて」と、にんまり口角を上げる彼に言われるままラッピングを解いてみると、対面した 'モノ' を見て彼の方を向く。


『…冗談だよね?』
「プレゼントなら断れないでしょ」

彼に渡されたのはブースで見ていたコスプレ衣装の一つで、黒いファーの付いた猫耳カチューシャと、同じようにファー素材で出来たシャツとショートパンツのセット。
愕然とそれを見つめる私に「お願いっ」と手を合わせる佑亮、…私が彼のこの顔に本当に弱いこと、きっと分かっててやっている。


慣れないショートパンツを下へ下へと引っ張りながら、胡座をかいている脚をぽんぽん叩いて「おいで」と呼ぶ彼の元へそそくさと移動する。背中を向けて座ろうとすると「こっち、」と向き直されて対面座りになった。

「…やっば、」

恥ずかしさで下唇を噛む私に、逃すもんかと腰に手を回して離さない佑亮。
「めちゃくちゃ似合ってるよ」そう呟くと、ちゅっと音を立てて何度もキスする。普段なら気にも留めないその行為すら今は異常に恥ずかしくて、思わず顔を伏せてしまった。

『ねぇ、もう脱ぎたい…』
「だーめ。…A、こっち向いて?」

おそるおそる彼の方へ顔を向けると、伏し目がちの彼と目が合った。
「…その顔反則。」と残して再びキスすると、ゆっくりと服を捲し上げ、唇を這わせるようにして胸元までキスを落としていく。


( もっと悪戯したくなっちゃうじゃん )

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設定タグ:超特急 , 8号車 , 短編   
作品ジャンル:タレント
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sheep(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*´ω`*)気まぐれ更新で申し訳ないです…!頑張ります! (2017年11月11日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく素敵です!続き期待してます! (2017年11月9日 19時) (レス) id: 6430758306 (このIDを非表示/違反報告)
sheep(プロフ) - 福田キャットさん» コメントありがとうございます( ; ; )うれしい…!そう言って頂けると益々頑張れます!ありがとうございます( ; ; ) (2017年10月24日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
福田キャット(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています!これからも頑張ってください! (2017年10月23日 21時) (レス) id: 02d1fbcb72 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - sheepさん» こちらこそありがとうございます!遅くに何回もごめんなさい!じゃあ明日(もう今日だ笑)行きますね!おやすみなさい^^ (2017年10月7日 0時) (レス) id: eac264aa47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sheep | 作成日時:2017年10月2日 4時

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