青城マネは喋れない!!【ハイキュー！！】

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Aサイド


朝、まだ誰も居ない体育館に着いて大きく伸びをする
正直に言えば、まだかなり眠い
昨日の夜更かしが裏目に出た


「でも、昨日中に終わらしときたかったし……」


独り言を言いながらでも準備の手は止めない
2人でやればすぐに終わるような内容ではあるが、あの子はどうせ来ないから
実質マネージャー業は1人でこなしているようなものだ


何とかバレーのポールを立て終え、ネットをはる
終わったら、タオルとジャージを畳んで放課後に使うビブスの確認
それも終わればボールの空気入れ


朝一番に来て、終わらせておかないといけない業務が終わった頃にいつも彼女は来る


「おっはよーございます!!先輩?」


「……」


あぁ、本当にこの子は嫌いだ
その笑顔の仮面の裏に醜い顔を隠した日芽香ちゃんのことがどうにも好きになれない
……いや、


「じゃあ、今日も日芽香のお仕事のサポート、ちゃんとやれよ?」


この子の裏の顔を知って、平然としていられる人なんていないんじゃないだろうか


こくり、と軽く頷けば彼女は満足そうな笑みを浮かべて体育館を出ていった


はぁ、と溜息が零れる
大方、メイク直しにでも行ったのだろう


時計を確認すれば、あと5分もすればみんなが来る時間に迫っていた








これが私の憂鬱な日常の始まり

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