＿＿同じ屋根の下 19 ページ2
・
「、もしもし」
「...翔ちゃん、久しぶり。」
久しぶりに聞いたニノの声は
あの頃と変わっていなかった。
「どうしたの、急に。」
「んー、気まぐれ？」
予想通りの返事に、口元が緩む。
「ふふ、そうだと思った。」
「でしょ？」
悪戯な声が耳に響き
なんだかくすぐったい気持ちになる。
「最近はどうなの、？」
「ん？」
「ほら、恋愛とかさ。」
まさか聞かれるなんて思ってなかったから
言葉に詰まって。
「なに、まだ言えてないの？」
「ん、まだ。」
ニノは知ってるの。
俺が智くんを好きなこと。
俺と智くんが同居する前
俺がまだ智くんを密かに想ってた頃。
＿＿少しだけ、関係があったから。
お互いに片想いしてたから
人肌恋しかったんだ、きっと。
だから今となっては、上手く言い表せないけど
良き友人っていうのかな。
「でも、今ね。」
「なに？」
わくわくした口調で聞いてくる。
「同居してるの、智くんと。」
「え！ほんとに！？」
ニノの高い声が耳に響く。
「ちょ、ニノ 声でかい。」
「そりゃびっくりするでしょーよ！
あのヘタレな翔ちゃんが同居！」
「ヘタレで、悪かったね。」
久しぶりに話すニノとの会話は
時間を忘れてしまうほど、楽しくて。
今朝、空いた胸の隙間が
埋まっていくように感じた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 483人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もふ(プロフ) - 星羅*さん» 星羅*さんありがとうございます！最近、自然に手が進んでお話作りが楽しいんですよね(*´∀｀)私の好きなふたりを込めたお話なので、読者様に楽しんでいただけてるのか不安だったのですが星羅*さんからコメントをいただけて凄く嬉しいです。暖かい言葉に感謝します(*´｀) (2019年1月17日 23時) (
レス) id: 7f28c40749 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - もふさん、こんばんは♪近日、更新される頻度が多くてとても嬉しいです♪ 癒しをありがとう御座います！寒い日が続いておりますが、御無理なさらずにお身体に気を付けて下さいね＾＾ これからも楽しみです♪ (2019年1月17日 20時) (レス) id: 9c00a2b6a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もふ
| 作成日時：2019年1月10日 18時
