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2人とも、 ページ30
潤side
「和、お前はもう帰れ」
最近どうも冷たくなってしまう…
和「…ぅん」
翔の病室で勉強をしていた和は黙ってバックにノートを詰め込み病室を出ていこうとした。
潤「テストあるんだろ？頑張れよ」
振り返らずに小さく頷いた和はそのまま出て行った。
時刻は19時。
翔が目を覚まさない日々がもうどのくらい経ったかなんて忘れた。
このまま起きなかったらどうしよう………
「…潤くん、」
出て行ったはずの和は病室のドアの隙間から覗いていた。
潤「どうした？」
和「父さんにおやすみって言わせて」
潤「うん、こっちおいで」
翔の手を握って俯く和の後ろ姿はもう見慣れた。
なんだか、、
なんだか…
和「…っ、じゅ、んくん…？」
和を抱き締めた。
潤「和…お前までそんな悲しそうにすんなよ」
2人ともいつか消えてなくなりそうで、怖くてたまらないんだよ…
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作者名：あらぶゅ
| 作成日時：2016年5月30日 0時
