父さんと呼べないで２ (ページ14)

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謝罪ページ14

潤side

血液検査の結果…
どちらも合わなかった。

やっぱり…

智「翔は無理だ」
潤「でも」
智「無理なんだって潤！」

じゃあ…

潤「じゃあどうすんだよ！！」

辛そうな和を背に俺らはぶつからずにはいられなかった。

どうしようもない現実と、
俺らが力になれない罪悪感。

ごめん、本当に…

「あの！！！」

突然の大声に振り向いた。

「あの…っ、僕でも大丈夫でしたら、血液検査させてください！」

……。え？

和「……ま、さき、」

まさき？

智「……ぁ」
潤「…え？」

雅「和也くんのと、……クラスメイトです！！力にならせてください！」

まさきくんという子は半泣きでそう言った。

「分かった。すぐ検査室に通してあげて」

和「まて、……お前…」
まさきくんの腕を掴んで止めた。

雅「お願い和。俺、……和に謝りたいんだ…大切な友達を裏切った謝罪がしたい」

泣きながら和の手を優しく離した。

和は泣いていた。