『スノードロップ』 -希望への道- 3

112 風磨side ページ13

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-３年前-




風磨｢そのままが…あなたらしいでしょ…｣




事務所内にあるスタジオ




俺はギターでリズムをとりながら歌いきった




隣では目黒が手を叩いてる




目黒｢風磨くんやっぱすごいですね‼｣




風磨｢いやいや､お前もだろ？一緒に作った歌なんだからw｣




俺と目黒が初めて一緒に作った歌”…more”




俺が作曲をして､目黒が作詞




コイツのワードセンス好きなんだよな




風磨｢いつか…絶対一緒に歌おうな｣




目黒｢……うん…｣




勝利､中島､松島､マリウスと共にSexyZoneとしてデビューした俺




宇宙SixとしてJr.活動を続ける目黒




少クラなら､俺が言えば一緒に歌う機会を作ってもらえるだろう




でも､自分の力で上に行きたいと目黒は言ってた




だから俺は…目黒を待つんだ




風磨｢もう遅いし､そろそろ帰るか｣




目黒｢そうですね｡俺､鍵返してくるんで､先に帰ってください｣




風磨｢ぉ､サンキュー｡今度なんか奢るわ｣




目黒｢いいですよそんなのw｣




どちみち一緒に事務所を出ても帰る方向は反対




だから､交代で鍵の返却に行ってる




まぁ､後輩だからって目黒が自ら行ってくれんだけどな




俺はそんなの気にしないのに




風磨｢じゃあ目黒､お疲れ様｣




目黒｢お疲れ様です｣




俺は目黒に背を向け､事務所を後にした




これが､目黒を地獄へ陥れるスタートだとは知らずに




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