『未来屋』- 生きてるうちに - ２

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-ラウールside-





康二くんの家に行くの何回目だろう…







もう､数えきれないくらい行ってるな｡







深澤｢……ねぇ…｣







ラウ｢ん､ふっかさんどうしたの？｣







急に止まったふっかさん｡







深澤｢……阿部ちゃんがこっちに来てる!!｣







ラウ｢え!?!?｣







岩本｢どうした？｣







ラウ｢阿部くんが…こっちに来てるって…｣







佐久間｢ぇ…阿部ちゃんが来てるってことは…｣







翔太｢康二が危ないってこと…!?｣







さっきの話ではそういうことになる｡







阿部くんは､康二くんに何かあったときのための知らせ役として康二くんの家にいた｡







すぐに知らせる事があるってことは……







ラウ｢みんな急ごう!!!!｣







みんな一斉に走り出す｡







でも……







ラウ｢…めめ？｣







めめだけはその場に止まってる｡







宮舘｢目黒どうした!?｣







翔太｢目黒､早く行かねぇと!!!!｣







僕の様子を見て察した翔太くんは声を荒らげる｡







目黒｢……康二…どうかしたの…？｣







パニックになってるのか､焦点があってない｡







ラウ｢めめ!!!!｣







僕はめめに近付き､肩を掴んだ｡







ラウ｢康二くんを助けられるのは､めめだけだよ!!!!



だから急ごう!!!!康二くんを助けに行こ!!!!｣







僕がそう言うと､めめは決心したかのような顔で頷いた｡






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