『未来屋』 - 最高の最上級 -

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-佐久間side-





佐久間｢っ……何言ってんだよ…ラウール…ただの高校生じゃ…｣







ラウ｢普段は高校生してる｡でも…未来屋なのは本当だよ｣







ラウールの真剣な目｡







これは……本当なんだ｡







きょもの言ってたこと…本当だったんだ｡







生きてる人と､死んだ人を会わせる｡







きょも､疑ってごめん｡







ラウ｢阿部くんには許可取ってあるから｣







佐久間｢ぇ…阿部ちゃんと話したの…？｣







ラウ｢話したよ｣







阿部ちゃん…俺に会ってもいいって思ってくれたんだ｡







俺のせいで…死んだのに…







佐久間｢…ラウール…俺……｣







ラウ｢逃げちゃダメだよ｣







っ……







ラウ｢阿部くん…いつもそこのベンチに座って見てたんだよ？｣







佐久間｢え……｣







阿部ちゃんが…？







ラウ｢阿部くんは…佐久間くんと向き合おうとしたんだよ………だから佐久間くんも…ちゃんと向き合って｣







阿部ちゃん…ずっと見ててくれたんだ…







変わらないな…そういうとこ…







佐久間｢……わかった…阿部ちゃんに会う｣







もう逃げないよ……阿部ちゃん｡





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