Painting Life －HSJ story－ (ページ35)

今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:35,903 hit

. ページ35

.

(大貴side)

大貴｢ひかぁ｣

光｢ん？｣

大貴｢問2どーやってやんの？｣

光｢俺に聞くな｣

ひかに嫌われ､俺は再び魔の問2を退治しようとシャーペンの芯を出した｡←

……が､

キーンコーンカーンコーン…

虚しく終わりを告げる音｡

回収される俺の敵｡

ハッハッハー

問2よ…逃げやがったな!!

これは俺のか…((ゴンッ!!

大貴｢ぃってぇぇぇぇぇ!!!!何すんのひかぁ!!｣

光｢大ちゃんがこっちの世界に戻ってこねーから｡次家庭で裁縫だそ～｣

大貴｢わっ､ロッカーだ!!取ってくる!!｣

タタタッ

光｢騒がしいなぁ……まぁ､その方がありがたいけど｣

.

大貴｢ひかぁ…ここどーやんの？｣

光｢そこは祭り縫い｡教科書に書いてあっから｣

祭り縫い……そんな事言われても…(汗)

ガタッ

大貴｢あれ…ひかどこ行くの？｣

光｢トイレ｡我慢できそーにねー｣

あーあ…ひか消えたら俺わかんねーから糸､鋏で切ろーっと｡

ぼーっとしてよっと｡

男子｢お前さー｡折角俺が話せるようにしたのに…すぐ終わりやがってwww｣

ん？

あ､左隣の男子か｡

話し相手は……

｢しょうがないじゃーん｡こっちにも事情あるのw｣

……伊野ちゃんの彼女｡

男子｢なんか不満だったのかー？｣

｢不満とかじゃなかったよ？そんなのないんだけどさ～なんかフワフワしてて女顔じゃん？私が惨めになるwww｣

これ……伊野ちゃんのこと？

それに最初…終わったって……

女子｢何の話ー？伊野尾くん？ww｣

男子｢何で別れたんだよ～って話w｣

………は？

伊野ちゃん…別れたの？

女子｢えー!!伊野尾くん良い子じゃん｡優しくてさ｣

｢そーなんだけどね～｡…あ､そーだ!!あんた､伊野尾くんのこと気に入ってたよね？よく話しかけてたし｣

女子｢まぁ､そーだね｣

｢告ってみたら？簡単に振り向いてくれるから｣

この瞬間､俺の怒りは頂点に達した｡

鋏を持つ右手は…静かに震えていた｡

　