検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:35,565 hit

Liar:33 神山side ページ34

.




"全く興味ない"







こんなハッキリ言われると思わんだ。







まぁ、ハッキリ言ってってゆーたの俺やけどさ。







流星「興味ないし、これから気持ちが神ちゃんに向くこともない」







俺のことを見ずに酒を一口飲む流星。







……何で…







俺のこと…見るのも嫌なんか…?








神山「……誰か他に…好きな人でもおんの…?」







こんなこと聞きたくないけど。







流星「ぇ…好きな人なんておらんで?」







神山「ならなんで俺のこと拒絶するん…?そんなに俺のこと嫌いなんか?」







追求する気なんてなかった。







でも…ムキになってしもうた。






たぶん、"酒のせい"にするんやろうな。







流星「………はぁ……








めんどくさ」








…………え?







流星「ほんまにめんどくさい。何なんやさっきから…」







神山「りゅ…流星…?」







流星「普段の接し方で気づけや。


俺はお前なんか興味ない。


一切ない。


1人で顔真っ赤にして、ウキウキして……あほらし。


こっちは迷惑してんねん。


最初の頃は気遣って優しくしとった。


こっちの気持ちも考えろや。


ずっと俺のこと見てたんやからわかるやろ、俺の考えとることなんか。


わかってて迷惑かけてたんか?


最低やな、お前」







言葉が出やんだ。







流星にこんなこと言われるなんて…想像もせんだから…。







流星「じゃあ俺、帰るから」







残っていた酒を飲み干し、席を立つ流星。







机には5000円が乱雑に置かれる。







俺には帰る流星を止めることはできひんだ。





 

Liar:34 流星side→←Liar:32 神山side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧咲シク | 作成日時:2019年7月13日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。