Tricked by a Liar -ｳｿﾂｷﾆﾀﾞﾏｻﾚﾙ- (ページ30)

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Liar:29　望side ページ30

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重岡｢わるいなぁ｣

望｢気にせんでええって､ゆっくりしとき｣

俺の声に安心したのか目を閉じるしげ｡

かわいいなぁ…

……俺も眠なってきた｡

んー寝よかな｡

俺はしげの手を握り､ベッドに伏せるように目を閉じた｡

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望｢……んっ…………｣

あれっ…外暗いわ｡

どんだけ寝てんねん俺｡

しげもまだ寝てる｡

望｢…だいぶ顔色ようなったな｣

しげの頭をふわりと撫でる｡

望｢綺麗な黒髪やなぁ…｣

誰にも汚されてないようなしげ｡

美しい以外の何者でもないわ｡

……大好き｡

望｢……ちょっとトイレしたいな｣

しげの頭から手を離して立った｡

寝室のドアを開けて廊下に出る｡

望｢んーーーっ……よう寝たわ｣

急に起きたからか足元ふらつくし｡

ｸﾞﾗｯ

望｢わっ……｣

ﾊﾞﾝｯ!!

俺は案の定バランス崩して､左側の壁に手ついてもうた｡

望｢ぁー…びびった…｣

ーーーｷﾞｷﾞｷﾞｨ

え…??

望｢うおっ!?!?｣

手ついた壁が動いた｡

なんか……"隠し扉"みたいになっとるわ｡

望｢しげん家にこんなからくりあったんやな……｣

少し開いて止まった扉をさらに押して開ける｡

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望｢…………え……??｣

目に写った光景を疑った｡

なんや…これ………

｢あーぁ……見つかってもうた………(笑)｣

　