『未来屋』- 翔太は､翔太で頑張れ -

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涼太……







ラウ｢涼太…って??｣







翔太｢俺の幼馴染みの宮舘涼太………なぁ､頼むよ…｣







ラウ｢その前に……話聞かせてほしいな？何で宮舘さんに会いたいのか｣







翔太｢………未来屋に関係ねぇーだろ…｣







ラウ｢それがあるの｡未来屋利用の規定に､"未来屋利用にあたり､利用理由を聞かなければならない"ってゆーのがあってね……｣







これは本当のこと｡







依頼者の話を聞いて､会わせていいのかを判断する｡







岩本くんと､ふっかさんの時もちゃんと聞いたよ｡







翔太｢………わかった｡話す…話すから……｣







渡辺くんはそう言って､椅子に座り直した｡







ラウ｢…ぁ､すみません｡オレンジジュース1つお願いします｣







店員｢かしこまりました｣







僕も渡辺くんの正面に座った｡







……ん？







何か忘れてるような…







翔太｢……俺と涼太は…｣







ラウ｢…っぁああああ!!!!ごめんごめん､ストップ!!!!!!｣







翔太｢……は？｣







あっぶない!!!!







ラウ｢忘れてた!!理由聞く前に､利用時の注意事項を聞いてもらわないと(汗)本当にごめん!!!!｣







翔太｢…ぃや…別にいいけど｣







ラウ｢優しいね!!じゃあ言うね？ちゃんと聞いててね？


まず､"未来屋"を利用できるのは一生の内で1度だけ｡


会える条件は､今の自分から脱出すること｡


安易な理由では会えません｡


それから､会える時間は深夜2:00から日の出まで｡


やっぱり死んでるはずの人間だから､一般人へ晒すのはダメなの｡


で､"未来屋"は…亡くなった人に対しての後悔､懺悔とかを解消するために存在してる｡


これを聞いた上で……"未来屋"､利用する？｣







翔太｢…………男に二言はねぇーよ｣




　

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