ジェネレーションギャップ2.(次元) ページ22
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「着いたぞ」
次元のお気に入りの店に着くなり、一人で殺到と歩いていった次元の機嫌の悪さに気づいたのは彼の背中が見えなくなってからだった。
や、やっぱり怒ってる…
一人取り残されたAは暗くなった画面を握り締めながら再び心を決めるのだった。
店に入ると次元の座っている席を探して横に並んで座った。
いつも最初に頼む美味しいと次元に教えてもらった酒が出てきても、その気まずさは拭えなかった。
そしてAはとうとう耐えられなくなり
「ごめんね、やっぱりあんなに待たせたら次元でも怒るよ、ね。」
許してもらえるまで何でも言う事聞くから！
と今までこんな雰囲気になった事が無く、だんだんと涙目になっていく
そしてAは、次元と一度視線があった後、携帯を出せと言われたのだった。
「パスワードは」と言おうとしたが、何故か次元にスルリと解除されてしまいそのまま先程まで開いていた、話の話題について"初心者でもわかる"という見出しが飛び出してしまい思わず取り返そうとしたら手を押さえつけられてしまった。
「あ！ちょ、」
「分からないなら最初から言え」
先程までのトゲトゲした空気はなくなりイタズラな顔の次元が今もAをかわしながら、携帯の検索履歴を見ていた。
「"年上男性 好きなもの"、"年上男性 デート"、"大人の女性になるには"」
何個か検索履歴を読み上げられたところで、無事に帰ってきた携帯は直ぐに電源を切ってそばにあったお酒を口をふさぐ口実に飲み干してしまった。
「おい！それは」
と慌てて次元が止める前に酒に弱いAはすっかり出来上がってしまい
自分の思い過ごしで発見したAの可愛い一面を発見した次元はこれで満足し、彼女の度数の低い酒を飲み干すと、Aを担いで店を去ったのだった。
〜〜次の日の朝〜〜〜
「え……」
あれ、確か次元怒って、それから…
シーツと次元に包まれたAは痛む頭で記憶を呼び戻そうとするもビクともせず、
少し力を込めてガッチリと掴まれた腕を押すと
「許してほしいんだろう？」
と耳元で色気の含んだ少し掠れた声で呟やかれ
次元は赤くなったAの記憶が、許してもらえる前の記憶しかないのを良いことに、再びシーツの中へと引き摺り込んでしまうのであった。
..................................end.*
次の日の朝1.(次元)→←ジェネレーションギャップ1(次元)
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チェシャ猫(プロフ) - リクエスト良いですか？ (2022年12月28日 18時) (
レス) id: af2b388f3f (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - シーナさん» リクエストありがとうございます！ (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - ジンloveさん» ありがとうございます！ (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - リクエストです【男性恐怖症の夢主と次元】と【一国の姫の夢主に次元が迎えに行く話】と【ルパン一味に愛されてる夢主が敵に誘拐される(次元)】をお願いします！！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
ジンlove - とっても面白いですね。 (2020年5月20日 16時) (レス) id: c6e3be00f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのうのひるごはん | 作成日時：2019年6月16日 2時
