検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:61,822 hit

見た目は子供?1.(不二子・次元) ページ17

.*





ブルルルル





バッグの中で暴れる携帯を捕まえて、非通知の文字を浮かべる画面に少し戸惑いながら電話に出る。






「はい、も、もしもし?」



『A、会いたかったわ』



「不二子姉さん!」




その恐る恐る出た非通知の電話の主はいつも世界を飛び回っている不二子姉さんで、最近会えなかったこともあり話の内容も聞かずに思い出話に花を咲かせてしまった。




『あら、そうなの。今、フランスにいるのね』



「うん。あ、ところで不二子姉さんはどうしたの?」





不意に何か用事があってかけてきたのかと思い聞いてみると『そうだったわ。面白いお土産があるのよ。1時間後にマルセイユ港に迎えに行くわ』じゃあね、気をつけて来るのよ〜と言って電話を切られてしまった。





「マルセイユ港…?」



急いで携帯のマップを見る。
いつもいきなりの不二子姉さんの事だが、今回は奇跡的にそのマルセイユ港の近くにいた為、30分ほどで着き、残りの30分は近くのお店で時間を潰した。








マルセイユ港に不二子姉さんが着いたとメールがあって、Aが現在地を不二子に送ってから10分ほど経った時、後ろからいい香りに包まれた。




「A、会いたかったわ!」



抱き締められながらAは相変わらず衰えない美貌に感心する。




結果、無事に不二子と出会う事ができ、どういった経緯でこうなったのかと聞くと、どうやら日本まで男の子を送り届ける長旅になるらしく、積もる話もしたいとAまで日本に連れて帰ることになったのだった。





そんな話をしながら食品や生活用品を一緒に購入して、不二子姉さんの乗ってきた船へと戻った。









「確か、Aは潜水艦は初めてだったわね」





でも慣れれば大丈夫よ、と言って浅瀬から乗ってきた小型ボートから先に荷物を持って降りてしまった。




「お、大きい…」





たかが潜水艦とは言っても、その潜水艦は密航船でそれはそれは大きなものだった。









.*.*.→

見た目は子供?2.(不二子・次元)→←真っ暗な帰り道 2.(次元)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

チェシャ猫(プロフ) - リクエスト良いですか? (2022年12月28日 18時) (レス) id: af2b388f3f (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - シーナさん» リクエストありがとうございます! (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - ジンloveさん» ありがとうございます! (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - リクエストです【男性恐怖症の夢主と次元】と【一国の姫の夢主に次元が迎えに行く話】と【ルパン一味に愛されてる夢主が敵に誘拐される(次元)】をお願いします!! (2020年5月29日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
ジンlove - とっても面白いですね。 (2020年5月20日 16時) (レス) id: c6e3be00f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きのうのひるごはん | 作成日時:2019年6月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。