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隠し子1.(ルパン) ページ13

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よく晴れた朝の、少しずつ賑わい始めた市場にて家で留守番をしている五ヱ門以外の三人が買い出しに来ていた








「お、こりゃあ新鮮そのものだな」




これを一つくれと次元は艶やかな赤いパプリカを商人に渡す





「ねえ、実は黄色の方は美肌効果があるんだよ」




隣にいたAがそっと耳打ちすると次元は付け加えて商人に黄色のも貰うと言った
ルパンから教えてもらった、次元に物を買ってもらえる方法をやっとの事で身につけて喜んでいるAだったのだが、彼の見えない優しさに実際はよく助けられていた





そんななんて事ないいつもの買い物をしていた時、メモを持ってかけて行ったルパンがひょこりと帰ってきた





「あ〜ら、次元ちゃん俺っちのAちゃんを口説いてやがるなぁ?」





「さあ、どうだかな」





意味深な返事をする次元に少し噛み付くルパンだったが、陽がある程度登り始め、人も増えてきたためアジトへ戻ることとなった





帰る途中、Aの好きな果物も買い、三人はお喋りしながら並んで歩く







「パパ」



「パパ?」



ふと、Aと次元が声のした方を見ると、そこにはルパンの裾をピッピッと引っ張るまだ幼い女の子がいた






「ルパン隠し子はいけねぇな」





次元はすっとAをルパンから遠ざける
だが、そんな事より次元の言った隠し子という単語に猛烈に反応してしったAは何十秒間かフリーズしてしまっていた






「こんなガキしらねぇよ、A本当だ、俺を信じてくれ」




ルパンの声は聞こえるのが、頭の中で他の感情が渦巻きうまく反応できない









ルパンと出会ったのは3年前だった
今、目の前にいる子供の年は4歳ほどだ
天下の王泥棒で有名なルパンにこんな経験があってもおかしくない
彼は自分より年上でそれなりに人生経験があるのは当たり前なのだから






信じたいけれど信じる自信のないAは傷ついた顔をする
それに今も違うと全力で反対するルパンに何故か次元が反撃する






「子供の年齢を考えるとざっと4年前ぐらいか、Aと出会う前だろうな」






次元にとってルパンのスキャンダルはAの気持ちを自分に傾ける絶好の機会であり、
色々な考えつく可能性でルパンを苦しめていくのだった
















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隠し子2.(ルパン)→←用心棒2.(次元)



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チェシャ猫(プロフ) - リクエスト良いですか? (2022年12月28日 18時) (レス) id: af2b388f3f (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - シーナさん» リクエストありがとうございます! (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さかなのしっぽ(プロフ) - ジンloveさん» ありがとうございます! (2020年6月16日 2時) (レス) id: e4b8216cb7 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - リクエストです【男性恐怖症の夢主と次元】と【一国の姫の夢主に次元が迎えに行く話】と【ルパン一味に愛されてる夢主が敵に誘拐される(次元)】をお願いします!! (2020年5月29日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
ジンlove - とっても面白いですね。 (2020年5月20日 16時) (レス) id: c6e3be00f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのうのひるごはん | 作成日時:2019年6月16日 2時

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