【Fischer's】夢のまた夢の話【シルク】

Episode.0 ページ45

〜シルク〜

諒 ｢糞・・遅刻かよ」

俺は入学式早々遅刻しそうになっていた。
なんとかセーフにしてもらって席につく・・・
ダホが笑いながらこっちを見て来る
あいつ後で死刑だな、ｗ

・・・
□□ 「おい！諒！」

教室の隅にいる・・・坂田？だっけ
そいつがなぜか反応してる。
一日に５回はピクってｗｗ
小動物みてぇｗｗ
気づけば視線感じるし
あいつに見られてるなぁ
ばれてねぇつもりなのか？ｗ

・・・
放課後鞄を取りに教室に行ったら
坂田がいた。

諒 「あ、坂田？だっけ」

A 「えっ？」

諒 「坂田なにしてんの？」

初めて話した時Aは
ほんのり顔が赤かった。

俺はこの日２つの‘新しい’を貰った。
１つは シルク と言う名前だ
ずっと諒って呼ばれてたから
なんだか恥ずかしいけどめっちゃうれしかった。
もう１つはアスレチック鬼ごっこでの
悔しさだ。
あのアスレチックで引き分け・・・
しかも女子となんてびっくりだ。
いつか絶対勝ってやる。

・・・
△△ ｢ねぇ・・・りょーう♡」

またあの女か。
こいつはまじで苦手←
いつも無視してんのにくっついてきやがる。

シルク ｢んだよ、うっせーな」

△△ ｢ねね！△△も〜
シルクって呼んでいい？♡
ってか呼ぶ〜♡♡」

俺の中でなにかが弾けた。
まじでこいつを殴るか考えた
なんでそんなこと考えたかなんて
わかんねぇけどまじでむかついた。

シルク ｢お前ほんとに調子のんなよ」

自分でも信じれねぇくらい低い声が出た。
そしたらあいつは嘘なきしだして
ダホは騙されてるし・・・
優しすぎんだよな。ｗ

・・・
A達とカラオケに行く日
Aは忘れてたみてぇで
なんでだろうな、いたずら心は働いて
いじめたくなった。
結局一緒に歌ったから意味ねぇけどｗ
なんなら俺一人で歌わされて
緩くヘッドロックをお見舞いしてやった。
ふんわり香る髪の匂いが
心を揺さぶる。
きっとこの時から俺は
お前に惹かれてたんだな・・・ｗ

・・・
カラオケの後ダホの家で撮影して
罰ゲームでAにMINEを聞くことになった。
昔のトラウマで女子とは
浅く広くを心がけていた
だがAとは近づきたいと思ってたから
よかっちゃあよかったけど
ダホがいきなりかけた時
ほんとはくっそ緊張した・・・
だけどAの声を聴いた瞬間
いつもの俺になれたんだ。


続く・・・

Epsode.00→←【リク】嫉妬【みず様の夢】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す