女友達 ページ4
晴くんとの話がひと段落ついてお互い少しだけ考え事をしていたら前の席の女の子が話しかけてくれた。
その子も吹部に入ろうとしていたから私に話しかけてくれたみたい。
話していたら名前はメイちゃんと言うこと、メイちゃんも仲良しの友達と高校が違うということ、意外と遠くに住んでいるということなど色々な事がわかってきた。
同じ部活に入ろうとしている子が近くにいてくれて少し安心した。
メイちゃんとも仲良くなれそうだし高校でもそりが合う人と出会えて本当に嬉しい………!!
メイちゃんとの会話を楽しみながら、なんとなく視線を横に向けると晴くんが女の子たちに囲まれていた。
やっぱりモテるんだな〜〜なんて思いながら視線戻すとメイちゃんが耳打ちしてきた
「……Aちゃんってさ、甲斐田くんの事好きなの?ほら、さっきも見てたし…。」
「全然そんなつもりはないよ〜。ただたださっき挨拶してにこにこ返してくれて良い人だな〜って思ってるだけ〜。」
私も耳打ちし返す。
出会って初日の会話なのだろうか………?とびっくりしていたが好きだなんて全然そんなつもりはなかった。
にしてもメイちゃん結構恋バナ好きなのかな。
「そうなの……!?てっきり好きなのかと……。でもさ〜私的に甲斐田くんは絶対Aちゃんの事、はやくも好きなのかなって思うの〜!!さっきだって顔真っ赤だったし。」
「えーそれは無いよ〜。初対面だし緊張してるだけじゃないかな。もしくは異性とあんまり話した事ない…とか。私もそんなに話すタイプではないからちょっとだけ緊張したし。」
「でも〜!!!!…まあAちゃんがそう言うんだったら無いか〜。私!恋愛に良くも悪くも飢えてるから甲斐田くんのこと好きになったらいつでも私に言ってね……!すっごく話聞きたいから!」
「メイちゃん………。ないと思うけどその時はお世話になるね!逆にメイちゃんこそ今日かっこいいな〜って思った人とかいないの?」
自分に恋バナ(?)を話すよりも人の恋バナを聞いていた方が楽しいし好きなので私はまたメイちゃんに耳打ちし返す。
「えーーーー。。私はね〜〜〇〇くんとか〜______」
そこから私たちは他愛もない話に花を咲かせた。
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作者名:るり | 作成日時:2022年7月19日 17時