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風と楓5 ページ6
ASide
万葉「口元にご飯粒がついているでござるよ。」ﾆｺｯ
そう言い口元についていたであろうご飯粒を摘まみ自分の口の中に入れた楓原に私は見惚れて居ると楓原の手が私の頬に触れていた…
私は一瞬で我に戻りその手を振り払った…
A「ご飯粒を取ってくださりありがとうございました。」
私はそう言いモラ袋を机に置いて立ち上がる…代金などは此処に置いておきますので…」
そう言い笠を被り店を出て溜め息をつく…
A「何なんだろう…あれぇ…イロイケメン過ぎでしょ…」
万葉「それは拙者の事でござるか？」
もう店から出て来たのか私の隣に立って顔を覗き込んできた…
A「ヒャンｯ！？」
変な声が出てしまい恥ずかしいが驚き過ぎて目を見開いて居ると楓原と目が合った…
万葉「＿＿ヒャンでござるか、ははっ、可愛いらしい驚き声でござるな」
そういい私の指と絡めながら手の甲にキスを落とした…
A「ふへっ！？え！？えぇっ！？」
驚いていると怪しげに笑った後逃げるように走って行ってしまった…私は力が抜けたようにその場にしゃがみこみ数十分唸っていた…
A「〜〜っ！！」
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