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風と楓4 ページ5
ASide
頬を赤く染め、目にはハートが浮かび上がりそうな瞳で私を見つめる彼、楓原万葉は口を開いた…
万葉「お主が昔言ってきたんでござろう？拙者はお主のストーカーでござるから…」ﾆｺｯ
私を今にも食べそうな勢いで声色は優しいが目は獲物を狙う野生動物そのもの…
私は困惑しながらも背中を通る冷え汗に不快感を感じる…私は恐る恐る口を開いた…
A「ストー…カァ…？」
私はそう聞くとコクリと静かにうなずいた…私は怖くなりこめかみから垂れてくる汗を拭き取りながら目の前に置かれているお茶漬けを食べることにした…
冷静で居なければ相手の思うツボ…ソレだけは避けなければ…
万葉「美味しいでござるか？そんなに焦って食べなくても茶漬けな逃げないでござるよ。」
そう言い私が食べ進めていた手を握られてスプーンを落としてしまう…金属の音がカランカランとなり響いた…
A「えっっと…？」
そう言い乍頭の中で私はスプーンの取り方に必死に頭を回転させていた…
結局何の話も聞いておらず適当に聞き流し頑張って元素を使ってスプーンを拾った…もう二度としたくない。
私はスプーンをテーブルの上に置くと楓原はそのスプーンを手に取った…
何か考えている素振りを見せている内に新しいスプーン使いお茶漬けを流し込むように食べた…
A「ごちそうさまでした。」
そういうと楓原は私を見て笑った…
万葉「口元にご飯粒が付いているでござるよ。」ﾆｺｯ
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