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RENJUN side
『･･･愛してる』
『ほんとうに･･･心の底から?』
『あぁ･･･ほんとうだよ』
ロマンチックな音楽と共に繰り広げられるキスシーンは、紆余曲折あった2人だからこそ様になっていて、俺たちアイドルには程遠いものだと思った。
美しい夜景をバックにこんなことをしようものなら、四六時中俺たちの周りを付いてまわる記者たちに撮られて終わりだ。
RJ「(･･･でも)」
少しだけ、あの2人が羨ましく感じる。
自由気ままで誰にも心を許さない主人公が、心優しくて一途な男と出会う。様々な辛い環境を経て、徐々に心を開いていく主人公。次第に距離が縮まっていく中、最後の苦難を乗り越えてようやく2人は結ばれる。
この映画みたく、現実でも彼女の心が動いてくれればいいのに。
「ん〜･･･」
RJ「･･･」
ソファーの上であどけない寝顔を晒すA。
以前よりも伸びたその前髪を優しく払い、頬に指を滑らせる。相変わらず無防備なその姿に安らぎを覚えながらも、男として見られていないことに不満を感じる俺は･･･まだまだ子供なんだろうな。
�爐佞佞叩△曚鵑箸忙笋砲牢鼎い茲有�
その通りだよ。俺はとことんお前には甘いし、気付いた時にはもう遅かった。
世間一般的な彼女のイメージは、何事もそつなくこなす欠点の無い完璧な人間。だからこそそんな彼女に甘えられると、俺はつい彼女を甘やかしてしまう。
RJ「(厄介な奴を好きになっちゃったよな、俺も･･･)」
映画に目線を戻しても、結局Aのことを考えてしまう。
可愛らしく甘えてきたかと思ったら、たちの悪い悪戯をしかけてケラケラと笑う。知られていないかもしれないけど、彼女は気分屋で意外と我が儘だ。
俺が居なくても大丈夫なくせに、俺が居ないと少しだけ寂しそうにする。
その我が儘に対して憎たらしいと思うどころか、愛おしいという感情が湧いてきてしまう辺り、俺は一生彼女に敵わないんだろうなと自覚している。
それと同時に、俺がここまでする人間も人生の中で彼女だけしか居ないとわかる。欲しい物があれば与え、寂しいと言われれば彼女が飽きるまで寄り添う。
彼女にとってどれだけ価値があって都合のいい男になれるか、それを毎日のように考えている俺や他の男たちは、最早手のつけようが無い重症患者と同じなのだろう。
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塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、お久しぶりです。返信が遅くなってしまい申し訳ございません。シリーズ初期から絶えずに応援してくださり、本当にありがとうございます。更新継続とは断定できませんが、これからもこの作品をよろしくお願いいたします。 (7月16日 13時) (
レス) id: e6fc576be3 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - スランプや気持ちの問題もあり、とても大変だったのにも関わらず更新をしてくださり、本当にありがとうございます！ずっと待ってた甲斐がありました！！私はずっと待っているので、義務感を感じずに、好きな時に更新をして下さい(o^^o) (2022年9月18日 9時) (レス) @page36 id: 594e8bb1fc (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - M氏さん» それと、シリーズ初期からいつも応援ありがとうございました。M氏様のコメントは私にとってモチベーションであり、作品を書き続ける理由の1つでした。本当にありがとうございます。 (2022年9月17日 0時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます。返信が遅れてしまい誠に申し訳ございません。色々と心配をかけてしまったようで、とても申し訳ない気持ちです。途中で歩むことを止めてしまった半端者ですが、これからも作品を愛していただけると幸いです。 (2022年9月17日 0時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - とても面白い作品ですね！！日常生活が大変で更新できない状況だと思いますが、いつか更新されることを楽しみに願っときます！ (2022年2月28日 23時) (レス) id: ddd21ef981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩水 | 作成日時：2021年4月24日 18時
