MMA 2020 「Beginning the legend」 ページ28
You side
MMAの中でも、大賞と呼ばれる「アーティスト賞」「アルバム賞」「ベストソング賞」
競争の激しいこの業界の人間ならば、誰もが欲しがる賞であり、私たちがまだ練習生だった頃からの憧れであり、夢だった。
「(懐かしいなぁ･･･)」
一日の大半をハードなレッスンで過ごし、デビューできるのかという不安と常に戦っていたあの時。
今の5人で夜が明けるまで将来の夢を語り合ったときも、この大賞を取りたいとみんなが口を揃えて言った。
そう思うと感慨深いものだ。一年前、あれほど夢見た大賞が目と鼻の先にあるなんて。
『さて、2020年も音楽界はさらに凄まじい発展を遂げました！今年も様々な曲がこの世に生まれましたが、その中でも多くの人々から愛された曲を生み出したグループに、ベストソング賞が与えられます！』
光栄な事にも新人賞を頂いた私たちは、残り1つの大賞を目の前に緊張した。
『それでは発表します、MMA2020年ベストソング賞を獲得したのは―――』
何万人もの観客が、司会者の発表を今か今かと待っている。
不気味なほどに静まり返った会場に、司会者の声が響いた。
『―――GC‐Queen！』
その名前が呼ばれた瞬間、会場からQuinnたちの歓声が上がった。
「･･･ははっ」
全身が震え、ステージにいるときとは違う高揚感で体が熱くなる。今なら死んでも構わないと思ってしまう程に幸せで、意図せずに笑ってしまった。
JI「オ、オンニ･･･これ現実？」
EL「私たち大賞取っちゃったんだ･･･」
RI「あれ〜ユナ大丈夫？」
YN「うぅ〜･･･私今なら死んでもいい･･･」
4人それぞれの反応が面白いが、とりあえず今は私たちで喜びを噛み締めよう。
「4人ともよく頑張った･･･本当に」
力強く4人の妹たちを抱き寄せて1人1人の頭を撫でてやる。
「ほれお前ら、早くQuinnに挨拶するぞ」
メンバーを引き連れて、ステージの中央に向かった。会場中のQuinnたちが、私たちを祝って大きな歓声を上げる。
司会者の方からトロフィーと花束を受け取り、マイクの前に立つ。
「(4人とも泣きすぎだろ･･･鼻詰まりすぎてスピーチできるか？)」
確かポケットティッシュを一応ポケットに入れてあったはずなので、いざとなったらさりげなく出しとくか。
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塩水(プロフ) - ハユンさん» ハユン様、コメントありがとうございます!上手く書けているか不安でしたが、そう言っていただけて嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2021年1月3日 1時) (
レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください! (2021年1月3日 1時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハユン(プロフ) - WayV推しなので、今回登場してとても嬉しいです！これからも更新頑張って下さい！fighting！！ (2021年1月3日 1時) (レス) id: cedab10ae6 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - 本当にこのお話面白くて更新するの毎回楽しみにしています笑 更新するのは大変な事だと思いますが、休みもとりつつ頑張ってください！ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 153edba8eb (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - raulaさん» raula様、コメントありがとうございます！これからも大好きと言ってもらえるように更新頑張ります！ (2020年12月26日 19時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩水 | 作成日時：2020年10月5日 0時
