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No side
Aが出て行ってもなお、室内には賑やかな談笑の声が響いている。
だが、話題が今の事から昔の事へと移っていくと同時に、室内が静寂に包まれる。
MM「あの子は･･･昔から何でもできる器用な子だったの」
MM「だけど高校生になってからも自分のやりたい事がわからなかったみたいで、一時期は私たちと同じピアニストやオペラ歌手になろう、って言っていた事もあったわ」
MM「そんな矢先かしらね、韓国で旅行中にスカウトされたのは」
彼女の流暢な韓国語が、すこしだけ詰まる。
MM「びっくりしちゃったわ。何が欲しいとかあまり言わなかったあの子が、とても真剣な顔で『私、韓国に行きたい』なんて言い出すんですもの」
PP「お母さん、びっくりしすぎてお皿割っちゃったんだよなぁ」
MM「もう･･････それで私たちも、最初は心配で仕方がなかったわ。でも、あの子の人生を決める権利はあの子にしか無いでしょう?だから、絶対に後悔の無いように頑張りなさいって言って空港まで見送ったの」
PP「Aのグループが成功してるのは知っていたけど、その上にこんなにいい人たちに会えて･･･本当に良かったよ」
しみじみとそう語る2人の目には涙が浮かび、画面越しに男たちは戸惑ってしまう。すこしだけ静かになった室内に、ドアの開く音が鳴った。
「ただいまー･･･ってなんで泣いてるの?」
驚いた顔をしながらもティッシュを差し出す彼女を画面越しに皆が見つめる。
MM「なんでもないわよー。これからもAをお願いしますって言ってただけ」
「ふーん･･･?」
―――――――――――――――――――――――
You side
帰りの車の中、相変わらず騒がしいメンバーたちに紛れて、私は彼らとの会話を思い出していた。
「私が居なかった時、何か言われたんですか?」
そう聞いても、返されるのは「秘密」という言葉だけ。
「(秘密って･･･完全におちょくられてるな)」
でも、なんとなくわかるような気がしなくもない。
昔の話かなんかでもして、それで思い出し泣きでもしてしまったんだろう。
「(連絡の頻度、少しだけ多くしようかな)」
「あ、代表のお土産のこと忘れてた」
JI「あ、私も忘れてた!」
EL「ポテトチップスとかでいいんじゃない?」
RI「代表泣いちゃわない?」
YN「一応代表でしょう?適当なもの渡したらだめですよ!」
MN「いや�牋豈��瓩辰討いΩ世な�のほうがダメな気がするんだけど?」
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塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!何度も暖かなお言葉を投げかけてくださり、とても嬉しいです!これからも頑張って更新していきます! (2021年3月9日 12時) (
レス) id: 228e03ffa6 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - こんにちは！またまたコメントしちゃってすみません汗 個人的には私はnctを推してるのでこうやってnctのメンバーが出てくるとめっちゃ嬉しく感じます！あと、更新大変やと思いますが頑張ってください。応援してます！ (2021年3月9日 7時) (レス) id: ddd21ef981 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - ?めぃろ?さん» ?めぃろ?様、コメントありがとうございます!泣くほどに作品に愛情を抱いていただけるなんて光栄です!これからも更新がんばります! (2021年2月28日 0時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - 鈴鹿さん» 鈴鹿様、コメントありがとうございます!鈴鹿さんにドンピシャなお話が作れてよかったです!これからも期待に沿えるよう頑張ります! (2021年2月27日 13時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!そこまで言って頂けるなんてとても嬉しいです!これからも更新がんばります! (2021年2月27日 13時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩水 | 作成日時：2021年1月15日 20時
