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MOB IDOL side
『あーあ･･･何かテンション下がっちゃった』
誰かに聞かれてしまうかもしれない状況でそんなことを言うのは良くないけど、今ばかりはオンニの言葉に賛成だ。
準決勝にも進めず、『GC‐Queen』の人達と対決することも無かった。結局私たちに出来たことは、彼女たちの活躍を近くの席で見ること、それだけだった。
『ホント羨ましいよね、アーチェリーも上手いなんて』
『全員高得点しか出してなかったし･･･実は昔やってたんじゃない?』
ケラケラと笑うオンニ達の瞳に入り混じる、羨望と嫉妬。そして、自分と彼女たちとの間にある大きな差を埋められない、諦めの感情が見えた。
MB「オンニ、私ちょっと飲み物買ってくる」
この場の空気が何だか居心地悪くて、その場を離れた。
「ちょっと!こんなところで何やってるんですか」
MB「(誰の声だろ･･･?)」
曲がり角の向こう、自販機のある場所で聞こえたその声には、覚えがあった。気付かれないよう首を出して覗いてみれば、そこには･･･
MB「っ!?」
ジェヒョンさんと、ソアラさんが居た。
MB「(何で･･･どうして?どうしてあの2人が一緒に居るの?)」
JH「ねぇ、ボーリングで優勝したらご褒美くれる約束は?」
「そんな約束してません。というか退いてもらえますか?」
ソアラさんを壁まで追い詰めて、にっこりと微笑むジェヒョンさん。蜂蜜みたいに甘い声色は、私が聞いた声とは似ても似つかない。
JH「･･･ご褒美の為にボーリング頑張ったのに」
「あぁーもう･･････わかりました。なんかご褒美考えておきますからそんなに拗ねないでください」
JH「ふふ、やった」
ふざけあう友達とも、恋人同士の駆け引きともとれる会話。だけど、どちらにしても2人が親密な仲なのだということは変わらない。
あのジェヒョンさんに迫られても顔色1つ変えないソアラさんに、醜い嫉妬心が湧いてくると同時に、彼に助けてもらった時の自分を思い出して、余計に惨めな気持ちになった。
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塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!何度も暖かなお言葉を投げかけてくださり、とても嬉しいです!これからも頑張って更新していきます! (2021年3月9日 12時) (
レス) id: 228e03ffa6 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - こんにちは！またまたコメントしちゃってすみません汗 個人的には私はnctを推してるのでこうやってnctのメンバーが出てくるとめっちゃ嬉しく感じます！あと、更新大変やと思いますが頑張ってください。応援してます！ (2021年3月9日 7時) (レス) id: ddd21ef981 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - ?めぃろ?さん» ?めぃろ?様、コメントありがとうございます!泣くほどに作品に愛情を抱いていただけるなんて光栄です!これからも更新がんばります! (2021年2月28日 0時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - 鈴鹿さん» 鈴鹿様、コメントありがとうございます!鈴鹿さんにドンピシャなお話が作れてよかったです!これからも期待に沿えるよう頑張ります! (2021年2月27日 13時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!そこまで言って頂けるなんてとても嬉しいです!これからも更新がんばります! (2021年2月27日 13時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩水 | 作成日時：2021年1月15日 20時
