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MOB IDOL side
MB「(うーん･･･まだ入場してないのかな?)」
トラックには他のグループの人達がちらほら居るだけで、ジェヒョンさんの姿は無い。
少しだけがっかりしながらオンニたちと話していると、観客席の一部から大きな歓声が上がった。
MB「(あっ、ジェヒョンさんだ･･･!)」
鮮やかな緑色のジャージに身を包んでこっちに向かう彼の姿が、遠巻きに見える。やっぱりかっこいいなぁ･･･なんて見惚れていると、隣に居たオンニ達が小さな声で喋り始めた。
『SMってほんとに美男美女しかいないよね･･･』
『確かに･･･なんていうかあそこだけ空気が違う感じ』
『まじでみんなかっこよくない?私ちょっと近くに行ってみようかな』
他を寄せ付けない絶対的な美しさと、洗練された気品のある雰囲気。この2つがあるからこそ、ジェヒョンさんたちが居るところが輝いて見えるのかもしれない。
オンニの内の1人が近寄ろうと足を踏み出した瞬間、次はもっと大きな歓声が上がる。大勢の視線が向けられる先に私たちも目を向ければ、そこに居たのは5人の女の人達。
MB「あれって･･･」
彼女達が姿を現しただけで、会場の空気が変わった。
『うわすげぇ、GC‐Queenだ!』
『みんなほんとに綺麗･･･』
『全員顔ちっさ･･･』
デビューしてから1年にも満たないというのに、世界中の人間のみならず私たちのような同業者からも、羨望と崇拝を集めるグループ『GC‐Queen』
周りを見ればオンニ達だけでなく、男も女も関係なく彼女達の存在に視線が釘付けになっていた。ある者は感嘆の涙を流し、ある者は人目があるにもかかわらず頬を赤く染める。
他のグループの人たちがはけたスペースを悠々と歩いていく姿は、まるで女王のよう。自分たちと同じデザインのジャージも、彼女達のほうが様になっていて気後れしてしまう。
会場全体が彼女達に支配されたような気がして、不意にジェヒョンさんたちの方を見てみた。
MB「(っ!)」
ジェヒョンさん達は他の人たちのような反応はしていなかった･･･その目つき以外は。
自分たちの前を横切る彼女達に熱っぽい視線を投げかけ、誰かに聞かれないようにメンバー同士でそっと何かを耳打ちしあう。ジェヒョンさんだけは違いますようにと願いながら、私は彼らから目を背けた。
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塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!何度も暖かなお言葉を投げかけてくださり、とても嬉しいです!これからも頑張って更新していきます! (2021年3月9日 12時) (
レス) id: 228e03ffa6 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - こんにちは！またまたコメントしちゃってすみません汗 個人的には私はnctを推してるのでこうやってnctのメンバーが出てくるとめっちゃ嬉しく感じます！あと、更新大変やと思いますが頑張ってください。応援してます！ (2021年3月9日 7時) (レス) id: ddd21ef981 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - ?めぃろ?さん» ?めぃろ?様、コメントありがとうございます!泣くほどに作品に愛情を抱いていただけるなんて光栄です!これからも更新がんばります! (2021年2月28日 0時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - 鈴鹿さん» 鈴鹿様、コメントありがとうございます!鈴鹿さんにドンピシャなお話が作れてよかったです!これからも期待に沿えるよう頑張ります! (2021年2月27日 13時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
塩水(プロフ) - M氏さん» M氏様、コメントありがとうございます!そこまで言って頂けるなんてとても嬉しいです!これからも更新がんばります! (2021年2月27日 13時) (レス) id: ca8e68c7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩水 | 作成日時：2021年1月15日 20時
