俺ん家の隣に引っ越してきた不思議ちゃんたち(仮) (ページ8)

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料理ページ8

昼～学校にて～
　
　
「あれ？弌珍しいなお前がパンなんて」
　
　
昼飯のパン(自家製←)を食べていたら親友の遠野に声をかけられた。
　
　
『うん、ちょっと作ってみたんだ』
　
　
「へー…はじm((『いるのか？』おーありがと我が神よー！」
　
　
そう言いながら俺を崇める遠野を見て、俺は苦笑いして
　
　
『大袈裟だな』と言いつつパンを差し出そうとした＿その時、紫音の声が聞こえた。
　
　
「弌くんって料理、得意なの？」
　
　
俺も遠野も凍りついた。
　
　
いやだってさ、いきなり目の前に現れたし…。
　
　
でも俺にはそろそろ紫音のフシギに慣れてきたので、どうにか笑顔を浮かべながら
　
　
『う、うん…まあまあね』
　
　
と言った。
　
　
その答えに紫音はパアッと顔を輝かせるとニコニコとこれまでの中で最高の笑顔を見せると、驚きの発言をした。
　
　
　
　
　
　
「じゃあ…弌くん、
　
　
　
　
　
　
　
私に料理、おしえてくれない？」
　
　
　
　
『え……』
　
　
ちょ、ちょっと待って;;
　
　
え、ええと…
　
　
つ、つつつまり
　
　
俺が、
　
　
オレが、
　
　
紫音に、
　
　
　
　
料理をおしえると？！
　
　
『「ええーーーーー！！！」』
　
　
俺と遠野が同時に声をあげる。
　
　
マジ！？
　
　
マジですか！
　
　
「そんなにおかしい？」
　
　
「い、いや、おかしく…
　
　
あれ？おかしいよな、だいぶ。」
　
　
……………遠野、お前死なないようにがんばr((「弌くんは私に料理おしえるのイヤ？」
　
　
はいはい。
　
　
またまた選択肢のこーりん。
　
　
→『イヤじゃないよ！』
　『イヤだ！笑』
　『は？女子が男子に料理おしえてとかキモ(笑)』
　『や、俺料理あんま得意じゃないし…』
　
　
ハッハッハッ
　
　
言うものごとく、俺に選択肢はないというね。
　
　
『イヤじゃないよ。
　
　
でも今日は本当に部活あるから』
　
　
「じゃあ、弌くんが家に帰ってきたら私が訪ねるね。」
　
　
『う、うん…。』
　
　
そして紫音は去っていった。
　
　
ポツリと遠野が呟く。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「こえぇぇぇぇぇ…」
　
　
そして俺の肩に手をおくと、
　
　
「頑張れ」
　
　
と言ったのだった。
　
　