Pet74 ページ25
実はこのシーン、ガラスの靴の完成が本番前日の夜中だったためにぶっつけ本番なの。
舞台袖からハラハラと見守るけど、順調そう…？
理「どうかこの靴を履いてみていただけませんか？」
健「っはぁ、はぁ…え、ええもちろん…」
あぁ、風磨くん演じる継母とのバトルが壮絶すぎてバテちゃってるよー…、まあ、これは想定内。
健(…あれ？)
理(…ヤバい)
2人の表情が硬い、と思ったら、なんとガラスの靴が小さすぎて中島さんの足にはどう見ても入らない。
動かない2人に会場もざわめき出した、その時だった。
勝「そういうことなら、僕が奪っちゃお」
佐藤さんが、そう呟くのが聞こえた。
勝「シナリオ通りに行かせるかよ」
大声で急にそう言い放ったかと思うと、佐藤さんはガラスの靴を奪って床に叩きつけた。
勝「あなたを幸せにするのはいつだって、この僕じゃなきゃダメなんだ」
そう言って、佐藤さんは王子様の…理子さんの唇を奪っていった。
途端に会場は熱を帯び、当の理子さんも顔を真っ赤にしている。
勝「僕には君がいないとダメなんだ。だから…だから…」
途端に恥ずかしくなってきたのか、口ごもる佐藤さんを、理子さんがそっと抱きしめた。
理「私もよ、あなたの全部が大好き」
途端に会場を包み込む拍手と歓声。物語としてはひどい終わりだけど、それが名物カップルとなると話が別だ。
劇は結局、大興奮、大歓声の中終わりを迎えた。
劇場から人がいなくなると、とたんに疲労感が襲ってくる。
聡「楽しかったーーー！」
貴「ね！」
マリ「どうだった？僕のフェアリーゴッドマザー」
有「完璧でしたよー！」
健「ったく、美味しいとこは勝利に持ってかれたし、俺いいとこなくないか…？」
風「お前本気で殴りかかってくんなよ、靴取り合うシーンで」
健「あーゆうのはリアリティが大事だろ？客の反応もよかったし」
風「いやいや、お前に殴られたとこアザできたんだけど…」
理「…勝利ぃ……？」
勝「ひっ…理子…やっぱ怒ってる？みんなの前でキスしちゃったこと」
理「べつにするフリでもよかったでしょうが！！」
勝「ごめんって…勢いでつい…」
理「…まぁトラブルを救ってくれたのは事実だし？この後の学園祭、一緒に回ってあげてもいいけど」
勝「本当に？！よっしゃあ！」
そうだ。私も学園祭、中島さんと一緒に回りたかったんだ…！！
忙しいから無理なのかな…？
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いーぐる(プロフ) - 桜花さん» ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。面白いと思ってもらえてとても嬉しいです…。実はこれを作っていたアカウントが消えてしまっていて、もう一度アカウント作り直してるんです汗それで誤作動になってるのかも。新作を出せたらそうします！ (2019年1月24日 7時) (
レス) id: 972489cf8f (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 完結、おめでとうございます！ この作品、本当に本当に面白かったです！ 次回作も楽しみにまっています！！ あと、いーぐるさんのページ(？)に何故かとべないので新作がでたらURLをこの小説に貼ってくださると嬉しいです。よろしくお願いします！ (2019年1月23日 17時) (レス) id: d45390dddb (このIDを非表示/違反報告)
FUKA - 速く更新してください!!!!!! (2018年8月20日 23時) (レス) id: 7fce94fe2d (このIDを非表示/違反報告)
いーぐる(プロフ) - JUMPさん» 好きなコンビとかあったら教えてくださいね！ (2018年7月19日 21時) (レス) id: fc8fce71cb (このIDを非表示/違反報告)
いーぐる(プロフ) - JUMPさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします！！ (2018年7月18日 18時) (レス) id: fc8fce71cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いーぐる。 x他1人 | 作成日時：2017年9月17日 23時
