pet52 ページ3
「昔から、目を離すとすぐ危ない目にあうんだから」
「申し訳ありません…、本来なら使用人が主に守ってもらうなど言語道断なのに」
「怖かったろ」
優しく頭をなでて微笑む松島くんに、ゆっくりと有紗ちゃんは首を振った。
「……聡様が、助けに来てくれると信じておりました」
「使用人とか主人とか関係ないでしょ。僕はアリスを守るためならなんだってする」
貴「…ち、ちょっと待った！」
「…？あ、A！」
今やっと私の存在に気づいた様子の松島くんは、にこにこといつもの笑顔。
いやいや…別人格出てきてたけど？！
下手したら中島さんより黒かった…。
聡「どうしたの？」
貴「いや、その…なんか、相当強いんだな…、と思ってですね」
体は小さく、行動はたいていスローテンポな松島くんからは想像もつかない身のこなしだった。
有「あぁ、聡様は家業である茶道、絵画の他にあらゆる道を極めていらっしゃるのです。例えば…武道、花道、舞踊、書道などは幼少期から右に出るもののない実力をお持ちで」
平然と語る有紗ちゃんと、なんでもないことのように振る舞う松島くん。
でもそれ、相当やばいから…。
有「武道では、柔道の黒帯に弓道8段、剣道では名誉段位をいただいたことも」
聡「そーだったっけ？」
ようは、竹刀持ったらさらに強いわけでしょ？
有紗ちゃんを守るためにあんなに怖くなれるってのもすごいし。
やっぱりそこには、恋の力があったりするんだろうか…。
「帰るよ、アリス。あ、Aもよかったら遊びに来ない？」
ぜひ来てオーラ全開の有紗ちゃんに負け、お邪魔することに。
車で着いたのは、歴史を感じる日本家屋。石垣で囲まれたその家に一歩足を踏み入れれば、美しい庭園が広がっていた。
…それにしても玄関から家まで遠い遠い。
有「お庭のお手入れは聡様が行なっているんです」
貴「え？！」
これ人の手で作れるもんなの…？
美しくカットされてる植木に惚れ惚れしているうちに、お家に着いた。
貴「…ここ、部屋一体いくつあるわけ…」
有「さぁ…正しい数は把握してませんね」
家中を無数に結ぶ渡り廊下を、迷路のように進んでいく。
有「どうぞ」
立派な応接間で、綺麗な和菓子を出してもらう。
茶道のマナーに悪戦苦闘していると、松島くんは一つの部屋に入っていった。
有「あ、これから聡様はお稽古ですので…」
そういう有紗ちゃんはどこか寂しそう…？
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いーぐる(プロフ) - 桜花さん» ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。面白いと思ってもらえてとても嬉しいです…。実はこれを作っていたアカウントが消えてしまっていて、もう一度アカウント作り直してるんです汗それで誤作動になってるのかも。新作を出せたらそうします！ (2019年1月24日 7時) (
レス) id: 972489cf8f (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 完結、おめでとうございます！ この作品、本当に本当に面白かったです！ 次回作も楽しみにまっています！！ あと、いーぐるさんのページ(？)に何故かとべないので新作がでたらURLをこの小説に貼ってくださると嬉しいです。よろしくお願いします！ (2019年1月23日 17時) (レス) id: d45390dddb (このIDを非表示/違反報告)
FUKA - 速く更新してください!!!!!! (2018年8月20日 23時) (レス) id: 7fce94fe2d (このIDを非表示/違反報告)
いーぐる(プロフ) - JUMPさん» 好きなコンビとかあったら教えてくださいね！ (2018年7月19日 21時) (レス) id: fc8fce71cb (このIDを非表示/違反報告)
いーぐる(プロフ) - JUMPさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします！！ (2018年7月18日 18時) (レス) id: fc8fce71cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いーぐる。 x他1人 | 作成日時：2017年9月17日 23時
