狂人？そんな事ないよ☆【終わりのセラフ】

５２話〜演習29〜 ページ9

〜10日後〜


私が優くんの部屋に泊まってから10日が過ぎた。

あれから3日間は授業を受けたりしたが、それからはサボっている。









…いやだって私、もう月鬼ノ組に入ってるし。

授業受ける意味がわからない。






















『と、いうわけだから優くん。来てくれたのは嬉しいけど、私は授業には行かないからね〜？』




私が授業をサボりだしてから毎日優くんが迎えに来てくれる。

今までは居留守をつかってたけど、だんだん申し訳なくなってきたので今日は出た。






優「…なにが「と、いうわけ」だよ！
今までさんざん居留守使いやがって！」


『…バレてた？』


優「あたりまえだろ！
……グレンもここ10日間ずっといねぇし…！」



優くんははぁ〜と溜息をこぼす。







『…中佐…？
……………中佐………………………………ぁ。』



報告行くの忘れてた〜…。





『…優くん。先に行ってて〜。
絶対にいくから…ね？』


優くんは目立つからね〜。
中佐にバレるとマズい。




優「…んー。わかった。
絶対にこいよ？」

『うんっ。約束〜。』






私はばいばいと手を振ってから部屋に入り、制服に着替えた。









〜〜〜〜〜〜〜〜

(優「馬鹿グレン見つけたぁああああ！！！」)
(グ「…あ？」)



〜〜〜〜〜〜〜〜












〜in 教室〜

小「それではこの前やった、呪術筆記試験の答案返して解散にしまーす。
この結果はこれから与えられる鬼呪装備のランク決めにも影響するので、結果を受け止めて次回に活かすようにしてねー。」


…流石小百合さん。
あんな長文を噛まずにスラスラと……。





小「はい。Aちゃん。」

『…？私テスト受けてませんよ〜？』

小「あ。これはテストじゃなくてグレン様からの手紙だよ。」

『…げっ……。』

小「ちゃんと読んでね？」


小百合さんはﾆｺｯと笑うと他の生徒にテストを配りにいった。




『…はぁ〜…。』

私は溜息をついた後、手紙をあけた。




ーーーーーーーーーーー

てめぇ報告に10日以上もこねぇとはいい度胸だな。

これを読んだらすぐにこいよ。……いいな？

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…こりゃ結構怒ってるかな？



















……よし。見なかったことにしようっ☆((



私はそっと手紙を閉じた。





すると…









優「見んなコラアアア！！！」

『？』


優くんの大声が教室に響いた。

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