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61話〜演習37〜 ページ18

ドカッ)

中佐が与一くんの背中を軽く蹴った。



『…あーあ。
足形ついちゃってるよ〜。』

グ「うるせぇ。」


私が微笑みながらそう言うと、中佐に睨まれた。





グ「お前には才能がある。
なのに姉貴を助けられなかったことに負い目をかんじて生きる欲望が足りてない。」

中佐は与一くんに視線を戻し、話し始めた。


『なるほどなるほど〜。』

私はふむふむと、腕を組む。



グ「…だが、今日それを見つけられたろ?」


『おぉ〜
よかったね〜与一くん。』

パチパチと小さく拍手をする。


グ「……お前が生きる理由は今日お前を助けてくれた仲間を守ることだ。」


『最初は優くん以外、皆倒そうとしてたじゃん。』

君月とシノアを見ると、2人は少し俯いた。



グ「…復讐?んな小さいもんにとらわれんな。」


『小さくねぇわ。ハゲ。』

今のはちょっとイラッときた。



シ「ちょっ…Aさんっ…!」




グ「…昔の家族のことは忘れろ。
ここにいるのが新しい家族だ。おまえは今いる家族に命を懸けろ。馬鹿が。」


『…家族はそんな安もんじゃねーよ。』

忘れろ?…なにそれ。





……お願いだから優くんにこれ以上余計なことを言わないでよ。


グ「過去にはなにもねーぞ。
あるのは未来だけだ。」



優くんを連れていかないで。


グ「さってー。
鬼呪装備を手に入れて、ちょ〜っとチームワークっぽいことができてきたから、そろそろ1回前線にでてみっか〜。」



優くんの家族は百夜孤児院の皆なんだよ…?


グ「関西方面の吸血鬼達が新宿奪還を計画してることがわかった。
その辺の調査にいくぞ。」




…私が守らないと…。


与「えぇ。い…いきなり実践なの?」

君「ちょっと休みとかないのかよ。」

シ「あはは〜。」




『…中佐〜?
私はチームにも家族にもなるつもりなんてありませんからね〜?
…あ。もちろん、優くん以外とって意味でっ。』



優「?」

君「?」

与「…?」

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優美 - 面白いです!夢主ちゃんが、優ちゃんを思っているのが、よく分かります。更新、頑張ってください! (2018年3月4日 11時) (レス) id: 8a914fa35d (このIDを非表示/違反報告)
- 応援してます (2016年10月22日 17時) (レス) id: 33650ae5f9 (このIDを非表示/違反報告)
- そういうこと何ですか。これからも頑張ってください( *´艸`) (2016年10月22日 17時) (レス) id: 33650ae5f9 (このIDを非表示/違反報告)
桃凛真創(プロフ) - kさん» 調子がでないといった感じです^^;自分の場合は物語が思い浮かばなくて…。 (2016年10月20日 20時) (レス) id: 5d7192928b (このIDを非表示/違反報告)
k - スランプとはなんですか? (2016年10月18日 20時) (レス) id: 33650ae5f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃凛真創 | 作成日時:2016年1月6日 0時

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