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54話〜演習31〜 ページ11

私は少しの間君月をからかった後、席に戻って、中佐と小百合さんの話しに耳を向けた…。









小「…鬼に対する心の安定度は圧倒的に早乙女与一くんです。」


…やっぱりね〜。
なんとなくだけど、そんな気がした。




グ「ほぉ〜。」

私がうんうんと、頷いていると…


グ「じゃあー…ま、めんどいの嫌いだし、ちょっと
1回こいつらの能力試してみっか。」


中佐が剣をぬいた。




グ「あ〜。
死んだ奴は修練足りてなかった自分を恨め。」








(ドサッ ドサッ ドサッ


その瞬間に何人かが倒れた。




そして、私もどさくさに紛れて倒れる。

ここで倒れておけば、グレンに見つからずにすむからだ。


与「え?え?みんなどうしたの?」

次々に倒れていく皆のなかで、与一くんは普通に立っているのが見えた。















グ「…はい終了〜。」

そう言って剣をおさめる中佐。



グ「よーし。
じゃ、今意識がある奴、見込みがある。
このまま訓練を続けてきゃ、鬼呪装備契約の儀に移れる可能性がある。

…あと、立ってられた奴。
お前らは優秀だ。すぐ俺の剣と同ランク───


黒鬼シリーズに挑戦させてやる。」




グ「で、立ってるのは〜。
優…君月…与一……。

…お前は気絶しろよ。」


シ「ははっ。」



グレンは教室を見渡しながら言った。





グ「呪符無しで余裕な顔しやがって。
さすが日本帝鬼軍の当主筋、柊家様ってわけか?

…可愛げないぞ。」


シ「え〜うそ〜。
こんなに可愛いじゃないですか〜?」

ふざけたように言うシノア。


グ「死ね。」








小「…あら?…Aちゃんは……?」









……小百合さ〜ん…。
そこ気づかないでほしかったな〜。



グ「…あ?」

優「…!Aっ…!」


優くんは私にかけよって、肩を揺らす。





『…。』


優「死んだ…?!」


勝手に殺すなっ。




グ「…そいつが死ぬわけねーだろ。
おら、さっさと起きろ。」


『…ちぇ〜。
もう少しだったのに〜。』


私は起き上がって、制服をはたいた。



優「??大丈夫なのか?」

『…あ〜。倒れたフリだから大丈夫だよ〜。』

私はそう言って、ヘラッと笑った。




君「…ちっ。紛らわしい事すんなよ…。」

君月は、はぁ〜と溜息をはいた。


『あれれ?もしかして心配してくれたの〜?』

私はニヤニヤしながら君月を見た。






グ「…おいA。
君月をいじるのはいいが、お前俺に言わないといけない事があるだろ?」


『…わお』

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優美 - 面白いです!夢主ちゃんが、優ちゃんを思っているのが、よく分かります。更新、頑張ってください! (2018年3月4日 11時) (レス) id: 8a914fa35d (このIDを非表示/違反報告)
- 応援してます (2016年10月22日 17時) (レス) id: 33650ae5f9 (このIDを非表示/違反報告)
- そういうこと何ですか。これからも頑張ってください( *´艸`) (2016年10月22日 17時) (レス) id: 33650ae5f9 (このIDを非表示/違反報告)
桃凛真創(プロフ) - kさん» 調子がでないといった感じです^^;自分の場合は物語が思い浮かばなくて…。 (2016年10月20日 20時) (レス) id: 5d7192928b (このIDを非表示/違反報告)
k - スランプとはなんですか? (2016年10月18日 20時) (レス) id: 33650ae5f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃凛真創 | 作成日時:2016年1月6日 0時

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