叶わなくてもｰSEKAI NO OWARIｰ

お化け屋敷 ページ9

カルピスと深瀬のお茶を持って
二人のところに戻ったら

Aと深瀬がじゃれてて

なんか、他人から見たら
二人がカップル何だろうなって思って

なんか、凄い嫌な気持ちになった
朝の時よりも何倍も。




なか｢なにしてんだよ｣

って ほんとはもっと
優しく言うつもりだったのに
自分でも驚くほど低い声が出た


A｢あ、なかじんおかえりなさい!!｣

深瀬｢…｣


深瀬は俺が機嫌悪いの
気づいたみたいだ

あー、これ嫉妬だ
子供っぽいな、俺。

と思って何もなかったかのようにする


なか｢はい、Aのカルピスと
これ、蒼ちゃんが深瀬にって、｣


とお茶を渡す


深瀬｢ありがと。蒼は？｣

なか｢トイレだって｣

深瀬｢大丈夫か、あいつ。｣


A｢あ、私見てこようか？｣

深瀬｢いや、俺が行ってくる｣

A｢でもトイレだよ？｣

深瀬｢あ…｣



と、どっちが行く行かないって
話してるうちに
向こうの方から蒼ちゃんがやって来た

蒼｢ごめんごめん、トイレ混んでてさ!!｣


A｢あ!!元気になったみたい!!｣

蒼｢うん!!心配してくれたんだね!!ありがと!!｣


･

･

･

･


だいぶ暗くなってきた

あれから沢山の乗り物に乗って
皆もう、くたくただ。

蒼｢ねぇねぇ!!うちやりたいやつ
あるんだけど!!｣


そうやって蒼ちゃんが言った

深瀬｢ん？なに？｣

蒼｢あれ!!｣

そう言って指差したのは

A｢え、お化け屋敷…｣

誰よりも早く反応したのがA

蒼｢やろやろ？｣

深瀬｢俺はいいよ｣

なか｢最後のシメにやりますか!!｣


俺だけは分かってくれると
思ってたらしいAは
俺が賛成したことに
驚いた顔で見つめてきた

なか｢ん？どうかした？｣

今回はちょっといじめてやるっ


Aは諦めたのか
泣きそうなかおで
小さく｢いいよ｣と答えた


･

･

Aは始終可哀想なくらい
キャーキャー言っていた

俺も少しいじめすぎたかなって反省


あ、でもAがくっついてくれるから
たまには良いかもなんて
Aにとったら悪魔のような事を
考えながら皆 が寝てる車を
運転していた

同じ仲間→←なかじんが好きな理由

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