叶わなくてもｰSEKAI NO OWARIｰ

赤信号 ページ41

朝、早くホテルを出て
なかじんが明日仕事があるって言うから
皆で帰ることになった

蒼｢あ〜海に入りたかった〜!!｣

と、蒼が言っていた

海…

夜の海を私は
さとしと見たんだっけ

なんだか、夢を見てたみたいだ


ぎゅっ、

と、なかじんが運転中に手を握る



なか｢なんか考え事？｣

なかじんが運転しながら言う

A｢んー、うん｣

なか｢何考えてたの？｣

赤信号で止まったのか、
なかじんが私を見て聞いてきた

A｢え、んー、…｣

二人だけの秘密にしよう

そう約束したんだ。



A｢…秘密、かな｣

と、微笑む


なかじんは私の顔を
驚いたように見つめる

A｢え、何…｣


ﾌﾟﾌﾟｰｯ

いつのまにか青信号だったのか
なかなか進まない私達の車に
後ろの車がクラクションを鳴らした

急いで車を出す なかじん、


蒼｢ちょっと。なかじーん!?｣

さおり｢鳴らされちゃってますよ〜｣

と、笑う二人

深瀬｢なかじん、どうしたの？｣

なか｢ん、ごめん何でもないよ｣



ぎゅ、となかじんの手が
私の手を少し強く握った



どうしたんだろう。

俺が出来ないこと→←嵐のような人

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