叶わなくてもｰSEKAI NO OWARIｰ

恋人交換4日目 ページ22

今日はとくにやることがなく

おうちでゴロゴロ。




さとしはさおりと
お出掛けしにいったみたいで、

朝起きたら机の上に
書き殴ったような
置き手紙があっただけだった

さおりと、どこに行ったんだろう

今ごろ、なにしてんだろうな。




考えちゃうのはさとしのばっか。

きっと、ボーッとしてるのが
いけないんだ


皆がいるであろう
リビングに行こう

･

･


A｢あれ？なかじんだけ？｣

なか｢あ、A。こんな時間に
起きてくるなんて珍しいね｣

A｢あはは…｣


なかじんとは、昨日のこともあって
かなり気まずい。

ボーッと突っ立ってると
なかじんが自分の横を叩いて
まぁ、おいでよ。って言った

立ってるのも可笑しいから
遠慮がちに少し距離を開けて座った



なかじんは気にせずに
さっきまで見ていたテレビを見出した






テレビから笑い声が
聞こえるだけの空間


凄い、居心地が悪くて
キョロキョロと回りを見渡していたら

突然なかじんが
見ていたテレビを消して

なか｢Aはさ、交換するって
言ったときどんな気持ちだった？｣

と、突然変なことを聞いてきた

A｢そりゃ、嫌だったよ…｣

何でって思った。と付け足したら


なか｢じゃ、今は？｣

と、聞かれた


A｢へ…？｣

なか｢今は、…何でもない。ごめんね。｣


と、消していたテレビを付けて

また、テレビの笑い声だけが響いた。

元気のパワー→←おかしいだろ

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