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BlueSide.
紫”病院の地下駐車場で待ってる❗”
「文面だと元気なんだけどなぁ」
桃「伝わらないよね、文字だけじゃ」
今の時代、難しいよなぁ…なんておじさん発言しちゃうよね。笑
＊
「じゃ、俺行ってくるから近く停めといて〜」
桃「にゃす」
ケータイをいじって棒立ちなふっかが病院の出入り口にいた。
「ふっか〜」
紫「…おぉ！なべぇ、ありがとね。わざわざ」
「いいからいいから。早く行こーぜ。加湿器買いたいんだよ」
あくまでも普通。
何事もないように、変にふっかを特別扱いしたり気を使ったりしないように。
桃「ふっかおひさ〜！」
紫「おひさ〜にしても急だったねぇ、今回」
桃「翔太が急に行きたいって」
「加湿器もそうだけど、年上組で飲みながら話したいじゃん？いろいろさ」
俺はオブラートって言葉を知らない。
自分の気持ちを素直に伝える。
それが長所でもあり短所だから。
桃「じゃあ、先に食べにいくか！まだ何も食べてないんだよねぇ」
紫「俺もまだ昼飯食べてないよぉ」
そうして俺の加湿器より先に、昼ごはんを食べることに。
ふっかの苦しみをわかってやることはできないのだと、
この後思い知らされることをこのときの俺は知らない。
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作者名：佑灯地蔵 | 作成日時：2023年12月19日 22時
