ナニカに追われる。Ⅱ【Tatsuya.F】 (ページ11)

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YellowSide.

3日ぶりに見たであろう目黒の顔。

久々に会えたのが嬉しかったのか、いつもよりテンションが高かった。

紫「〜なのよ！もうゲームしかすることない！」

黒「ふはっ、楽しい？」

紫「…楽しいよ、やっぱり自ら進んでやることって楽しいよね。」

「ゲームよりも料理できるようになったらどうですかー？」

言わなきゃよかった。

思わず口を滑らせてしまった。

紫「…ぁはは、っ…なにかできるようにはなりたいなぁ」

引きつった笑顔。

ほんと、俺は気が利かないやつ。

ふっかがお風呂に入ってるとき、

黒「ふっかさんを完全に仕事から離すのはやっぱ、良くないと思うんだよね」

目黒が提案を持ちかけた。

黒「もしできたらでいいんだけど、

打ち合わせとかさ、話し合いだけでも参加させるのはどう？

要は世間から見られない場所での参加ってことね。

あぁね。

黒「ふっかさんのペースもあると思うし、ふっかさん次第だけど。」

「確かにね〜…暇なのに忙しそうだし…」

黒「ん？矛盾してない？」

「自分でこだわり作っちゃから、気づいたらあいつの中で義務化されてんだよな…」

黒「決まった時間とかには来れないか、うーん…」

本当に難しい病気だと思う。

だって、そういう行為以外は”普通のふっか”なんだもん。

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