二度と帰れはしなくても ページ15
碧い海を蹴り、碧い穹へ浮かぶ。
ものの数回のジャンプでコツを掴んだ6人は、自由気ままと言っていいほどだ。
もはや宙を蹴っている。
そして、まるで海の上を走るかのように進んでゆく。
その背中に背負った荷物は重くないのかと、誰かが問いかけないのが不思議である。
ただし、声が届きにくいため
かなり大声で叫びながら話さなくてはならないが。
雅「やっっべーーーーー！たのしいいいいいいい！！！！」
あ「うっせー相葉！」
潤「ってか、このままどこに向かうんですかーーーー!?」
智「とにかく東京から離れよー！」
翔「・・・・それ、下手すれば数百kmとかの移動じゃねー!?」
和「本条さんの体力もたないでしょーーーー!!!」
あ「馬鹿にしてんじゃねーーーよーーーーーっ！」
清々しい程の笑みを浮かべ、本条はさらに高度をあげた。
6人は知る由もない。
『カミヤ』こと前の時空の能力者・神谷は、
この技を30分も連続して使えば体力の限界だったことを。
すなわち、それくらいの体力しか持っていなかったことを。
これも全て、本条が異常な体力を持ち合わせていることの証拠だといえる。
あ「まだまだいける！私の体力がなくなるまで、お前ら死ぬんじゃねーぞ！」
翔「こっちのセリフだし！」
もう周りに陸など見えはしない。
しかし、6人に不安などない。
心のどこかで知っているのだ。
例え自分たちが犯罪者であろうと
帰る場所がなくとも
この6人でいれば、大丈夫だと。
・
・
・
国内一、万能。
国内一、異常。
国内一の犯罪者になってしまっても、事実が消えることなどないのだから。
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ちょこ(プロフ) - あんこ★弾バカ※先輩不足さん» 終りですよ？←真偽は定かでない。そして返信が超速い。 (2014年12月8日 16時) (
レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ★弾バカ※先輩不足 - あれ？終わりじゃないですよね？ (2014年12月8日 16時) (レス) id: f0d79e237d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 哀さん» ありがとうございます♪ (2014年12月7日 20時) (レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - すごく面白いです！ (2014年12月2日 20時) (レス) id: b35edb4a17 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 黒猫みるふぃーゆさん» うちも明日から中間試験ー！泣きたい。笑 がんばろー！ (2014年10月13日 22時) (レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2014年8月22日 11時
