苦い想い出も、いつか空に ページ13
大野を除く5人は、ただ呆然と作業を見守っていた。
棺桶には直径が1mはあろう何本もの鎖がつけられ、二度と浮かび上がって来ぬよう
海の深く深く奥底の岩場の窪みへと沈みこませてゆく。
辺りの岩に鎖をしっかりとつけて、完成だ。
それを指揮する大野は満足そうに笑っていた。
あ「・・・そもそも、この作業員たちは？」
大掛かりな作業をさくさくと進める人員を見て、本条はもっともな疑問を問うた。
智「秘密」
和「・・・答えになってませんけど」
翔「まあ、いいんじゃない。これで彼らは眠れるんだ・・・誰からの干渉もなく、
この透明な世界で・・・」
潤「・・・それしか仕方ないですね」
腑に落ちないような顔で、松本はしぶしぶ同意した。
雅「本当に・・・綺麗な場所・・・」
5人は作業が終わるまで、それ以上の言葉を発することなく
碧い水が煌めくさまをただ眺めていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ(プロフ) - あんこ★弾バカ※先輩不足さん» 終りですよ？←真偽は定かでない。そして返信が超速い。 (2014年12月8日 16時) (
レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ★弾バカ※先輩不足 - あれ？終わりじゃないですよね？ (2014年12月8日 16時) (レス) id: f0d79e237d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 哀さん» ありがとうございます♪ (2014年12月7日 20時) (レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - すごく面白いです！ (2014年12月2日 20時) (レス) id: b35edb4a17 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 黒猫みるふぃーゆさん» うちも明日から中間試験ー！泣きたい。笑 がんばろー！ (2014年10月13日 22時) (レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこ | 作成日時：2014年8月22日 11時
