Verleden Overzicht Team 2 (ページ18)

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限られた時間の中でページ18

和「しっかし、さっきからうまいこと話の主導権を握ってますね。

　つくづく死んでしまうのが惜しいです」

神「死ぬのは怖いですね。でも、仲間がこの状態ですから・・・」

酸素マスクに繋がれ寝かされた5人を見て、神谷は言葉を続けた

神「生きてたってしょうがない、とも思うんです」

あ「・・・そんなに仲良かったのか？」

神「2回も死線をくぐりぬけた・・・というのは大げさですが、

　事実死にかけた戦いを経験した仲間ですから」

翔「いくつの時に？」

神「私が高1のときです」

智「ずいぶん若かったんだ」

神「・・・私が原因だったようなものですけどね」

自虐するかのようにせつない笑みを浮かべ、

神谷はベッドからよろよろと降りた。

さすがにまだしんどそうである。

翔「・・・立てる？」

神「なんとか」

そのまま、同じくよろよろと歩き

最も近い場所にあったベッドまでたどりついた。

そこに寝ていたのは、櫻井が蘇生させた1人目の青年である。

神「・・・誰よりも明るい人でした。

　戦闘ではほとんど役に立たなかったけど、ピンチの場面で現れたり＿＿＿

　サポート役としては右に出る人はいませんでした・・・誰もそう言いはしなかったけど。

　あの時だって・・・」

翔「・・・」

神「『風』の能力者。誰がいいですか？」

潤「あんたの話を聞いてると・・・相葉がいいと思う」

あ「ああ。私もだ」

雅「『風』ですか・・・？」

神「技や使い方は、この人の『時間』が教えてくれますよ」

雅「『時間』・・・」

神「人生そのものであるともいえます」

雅「分かった。

　『風』の能力者＿＿＿＿その『時間』。俺が受け取ります」

神「・・・はい」

今だ白銀色に染まった眼を揺らし、

神谷は青年に手をかざした

神「あなたに出会えてよかった

　＿＿＿＿＿＿『タイム・ロック』」

そう呟き、眼を閉じて続ける

神「『アビレイション』」