希望が欠片でもあるのなら。 ページ16
雅「・・・はっ？」
しばしの沈黙の後、相葉の間の抜けた声だけが響いた。
あ「・・・神谷、そんなことできるものなのか？」
神「普通はできません」
あ「・・・じゃあ、どういう意味だ」
神「能力者は本来、能力を使うとき『能力モード』になります」
突如、神谷の髪と眼が白銀色に変化した。
潤「うわっ!?」
神「しかし、私はあまりにも長く生きすぎた＿＿＿＿＿＿
意識のない1000年ほどをのぞいても、200年ちょっとですか。
できないはずのこともできるようになるというものです」
和「・・・しかし」
神「私は『時間』の能力者。私に残された時間は、あとせいぜい1時間」
翔「・・・寿命が分かるのか？」
神「学生時代にはもちろんできませんでした」
翔「・・・」
神「私たちに何があったか、1時間ではとても話しきれません。
だから、能力ごと＿＿＿＿＿『私たちの時間』を受け取ってください」
智「・・・君たちの、時間？」
神「はい。私たちが死んでも、能力者はまた生まれるでしょう。
それが世界の秩序というものです・・・今のことはよく分かりませんが。
でも、それでは私があなたたちに助けを求めた意味がない。
私は誰かに、私たちが生きた証を知ってほしいんです。
まだ、間に合う」
あ「＿＿＿＿＿＿それが、てめぇの狙いか」
神「あなたたちがどういう人かは知りませんが、それなりに地位はあるのでしょう？」
あ「ああ。だったら何だ」
神「これは賭けです。
そして・・・あなたたちの地位によって、勝率は大きく変わる。
スロットは動き出した。トランプは配られた。サイコロは投げられた。
あとは結果を待つだけですね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*kira*(プロフ) - ちょこさん» いやー、ここからだと距離があるよね。笑笑 さすがにうちでも難しいぞっ笑笑 (2014年8月16日 0時) (
レス) id: 7f6d0c811a (このIDを非表示/違反報告)
松本潤奈(プロフ) - ちょこさん» うわわ！超楽しみなんだけど、ヤバい！！ (2014年8月15日 22時) (レス) id: ba2e1a5ff6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 松本潤奈さん» はい、書く予定ですよ・・・多分！笑 (2014年8月15日 22時) (レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - *kira*さん» 我ながら近い所でとめてほしいわ。笑 (2014年8月15日 22時) (レス) id: f44efc7571 (このIDを非表示/違反報告)
松本潤奈(プロフ) - ちょこさん» 次会った時って…いつなのよ…(涙)ちょこさん！これ、神谷ちゃんたちが再会するやつ書いてくださいっ！！！ (2014年8月15日 20時) (レス) id: ba2e1a5ff6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこ | 作成日時：2014年5月24日 19時
