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屋「俺はADの休憩時間にまぁ色々映像を見てたんだけどそん時にM1グランプリの舞台裏を見て
泣いてもうて、アカン!俺もこっち側に行きたいて思ってそっからすぐにって感じですかね」
初めてやったと思う、誰かになんで芸人になりたいかを話して恥ずかしくなって残っていたビールを
飲み干してもう一杯お代わりをもらった
「いいですね...なんか思い立ったが吉日みたいな感じで」
屋「じゃあ月城さんはなんで芸人になったんですか?」
「あ〜まぁそう思いますよね」
屋「もしかして言いたくないですか?」
俺がそう言うと月城さんは手を振り
「全然全然!昔の事なんで...私はもうダウンタウンさんの漫才見てならなきゃって思って
当時はお金が足りなくて松竹に入ってそこで森田さんと出会いました」
屋「あ、だから同期って」
月城さんは森田さんを見て微笑みながら
「森田さんだけだったんです、松竹で優しくしてくれた同期は...それでそっから色々あって退所して
高校卒業したタイミングで吉本に入ったって感じです」
屋「どうしてもなりたかったんですね」
「なりたかったんです、応援してくれる人がそばにいたから」
そう言って月城さんは森田さんの背中を優しくさすってる姿を見て胸がなぜか痛くなった
屋「羨ましいです、応援してくれる人がいるなんて」
俺は自虐気味に言ってしまった
「私はニューヨークさんの事応援してますよ」
屋「はぁ、何言ってんすか?」
「だってネタ面白いじゃないですか、私単独行かせてもらったことがあるんです、チケット取って」
屋「わざわざですか?暇なんですね」
「暇...というか多分単純に面白いと思ったからです」
屋「面白い?俺らのネタが」
「はい!まずですね」
そこから何時間たったのか分からない、でもこれだけ言えることがある
それはその何時間月城さんはずっと俺らのネタの面白さだったり着眼点や設定に関して事細かく
好きな所を延々と話し続けてくれた
こんなにネタを理解してくれる人に合ったことが無かったからこそ自分の心臓がありえないほど
高鳴っていたのにきずいてしまった
「だからっ!そう言うところが...って屋敷さん顔赤いですけど」
屋「えっ、あっ、酔っぱらったんかもな」
「そろそろお開きにします?」
屋「まだ聞きたいんやけどAちゃんの口から俺らの良い所」
「っっ!はい!」
もしかしたら予定外の出会いをしたところから俺の恋は始まってたのかもしれないと思う
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リンさん(プロフ) - まぽさん» ありがとうございます!!今後の展開楽しみにしててくださいね! (2月17日 20時) (レス) @page49 id: d611d0aab1 (このIDを非表示/違反報告)
リンさん(プロフ) - Darling_kuzuさん» ありがとうございます!今急いで続編を作っているので楽しみに待っていてください!! (2月17日 20時) (レス) id: d611d0aab1 (このIDを非表示/違反報告)
Darling_kuzu(プロフ) - はじめまして。半年くらい前からずっと追って読ませてもらってます(^^)ここになって推し(森田さん)が出てきてふわあああ!てなりました!テンション上がってのコメントです^^;今後も楽しみにしながら応援してます♡ (2月13日 0時) (レス) @page49 id: e6d4c88728 (このIDを非表示/違反報告)
まぽ(プロフ) - はじめまして。屋敷さん好きなのでドキドキしながら読ませてもらってます!!今後の展開楽しみにしています! (11月20日 18時) (レス) id: 443d342a55 (このIDを非表示/違反報告)
リンさん(作者) - カイナさん» 感想ありがとうございます!私もオズワルドにハマって書いた感じなのでそう言う風に言ってもらえて凄く嬉しいですこれからも頑張るの応援の方をよろしくお願いします (2023年1月15日 13時) (レス) id: a2b8f9cbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンさん | 作成日時:2022年9月3日 20時