白に赤い花 九条ジョー ページ24
◇リクエスト作品◆
家から劇場までの道のりはさほど遠くはない
それでも汗だくになるくらい暑い
たまらず髪の毛をまとめ上げると
後ろから不意に声をかけられた
「おはようA」
「洲崎さん、おはようございますー」
洲崎さんは私のある一点を見つめて
怪訝そうに口を開く
「？どうしたんそれ」
「え？」
「首」
…首？首！？
「…っわ！これは！」
「…あーごめんまじでごめん
野暮なこと聞いたわ忘れてくれ」
「違っ、」
わざとらしく片手を目で覆って
やらかしたーなんて笑ってる
「髪の毛はおろしといた方がいいで、丸見え」
「…」
「ナニとは言わんけどほどほどになー笑」
私が否定する間もなく
というか当たってるから否定も出来なかった
まとめ上げようとした髪は諦めてた
早くクーラーの聞いた楽屋に入りたい
暑いけど仕方ない
それもこれもは、
「今の男、だーれ」
「！？…びっくりしたあ、」
汗だくの私とは違ってサラサラの金髪
「誰ってあなたの同期ですよ、九条さん」
こんなに暑いにもかかわらず
首に手を回してくるのは確信犯なのか
「あんな奴知らん
僕のAに平気でベタベタしてくる男なんて
脳の中で抹消してる」
「こわっ、てかベタベタされてへんし」
「首触られそうなってたやん」
「それは九条さんのせいですから！」
そう言うとなぜか嬉しそうな顔で鼻をフンと鳴らす
「僕？昨日なんかしたっけ？」
「いや無理がありますって」
「髪長いから暑そうやね」
長い指が私の髪に触れる
「ちょ、汗かいてるから、」
「いいやん別に
昨日も汗だくのA触ってるもん」
「やっぱ覚えてるやん！」
「ふはっ、当たり前やん
大好きなAが
あんな風になってんの忘れるわけ、」
「わああ！言わなくていいです！」
今が最高潮に暑い
とにかく劇場へ早く入りたい
「もう早く行きましょ！」
「まだ出番まで時間あるやん」
「でも暑いから！」
「じゃあ違うとこで涼も？近くにホテルが、」
「〜！？行かないですバカ！」
恥ずかしすぎて爆発しそうで
耐えられなくて逃げようとすると掴まれる腕
力強くて男らしくて
そういうところに私は弱い
.
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るうみ(プロフ) - りまさん» リクエストありがとうございます！出来上がるまでしばらくお待ちください！✨ (2022年11月29日 8時) (
レス) id: d2483b3b0f (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - 彼女の誕生日を堂前さんと過ごす話が見たいです。よろしくお願いします。 (2022年11月29日 7時) (レス) id: 05beb7e26c (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - りまさん» こちらこそお待たせしてすみませんでした😭そう言ってもらえてよかったです🫶💓またお待ちしております！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: d2483b3b0f (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - お忙しい中、リクエストありがとうございました😊とてもいいお話でした BIG LOVE🫶 (2022年10月13日 13時) (レス) id: 05beb7e26c (このIDを非表示/違反報告)
千速(プロフ) - るうみさん» すみません！お忙しい中ご返信していただき、ありがとうございます！また日を改めて、リクをしますね！ (2022年9月19日 17時) (レス) id: d94946fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2022年5月29日 4時
