好きの重さ 河井ゆずる ページ46
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「ゆずるさんってどんな子がタイプやと思います？」
「可愛くてオシャレな子ですか？」
「やっぱりナイスバディーですかね？」
「ええっと、A？」
私の必死な質問を遮ったのは
回答者の盛山さん
「早く答えてください盛山さん」
「お前ほんまにゆず兄と付き合ってるんやんな？」
「うーん、まあ一応？」
「そこは自信持てよ」
「ええ、だって、、」
そう言えば盛山さんは分かりやすくため息をつく
今私は奇跡的にゆずるさんと付き合ってる
なんでこんなことになったのか自分でも分からん
ゆずるさんが私のこと好きって言ってくれて
私も好きですって言ったら成立してしまった
もちろん私はほんまに好き、大好き。
ゆずるさんがどんな気持ちで
私に言ったのか分からないけど
どう考えても私の方が“好き”は
ゆずるさんの“好き”に比べて重いと思う
そんな状態でもし振られてしまったら
私はのダメージは計り知れない
やから今のうちにタイプ聞いといた方がいいでしょ？
少しでもゆずるさんの彼女としていたいでしょ？
「てか俺とあんま一緒におるな！」
「なんでそんな冷たいこと言うんですか！」
「めんどくさいことなんねん！」
「私がこんなに真剣に悩んでるのに！」
「騒がしいなあ」
私と盛山さんの言い争いはこの一言で止められる
ふわっと良い匂いさせて楽屋に入ってきたのは
「ゆずるさん」
「ゆず兄」
私の方をチラッとだけ見て
盛山さんに詰め寄る
「え、待ってくださいよ」
「さっき俺が言うたこと
もう守ってへんとかええ度胸やの」
「ちゃいますって！おいA説明して！
俺このままやったらミンチにされる！」
私はなんの話か全く分からず黙っていたら
痺れを切らした盛山さんが口を開く
「Aがゆず兄のことで悩んでたから
話聞かされてただけですって！」
「え」
ゆず兄の動きがピタリと止まって
私の方へ振り向く
当の私は焦りまくって大声を上げる
「ちょ、なんで本人の前で言うん！？」
「A」
ゆずるさんの低い声が再び響く
え、もしかしてた怒ってる？
隠し事してたから？
ゆずるさんは私の手を引いてそのまま
盛山さんのいる楽屋から出て
隣の楽屋へ連れ込まれる
カチャッと鍵の閉める音
無理矢理ソファーに座らされる
「あの、ゆずるさん、」
「盛山になんの相談してたん」
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るうみ(プロフ) - ひきにくさん» 読んでくださりありがとうございます！！ちょうど今書いておりますのでもう少しお待ちくださいね(^^) (2021年7月15日 1時) (
レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ひきにく - ありがとうございます。楽しみにお待ちしております。命懸けのお付き合い、読みました。素敵でした。 (2021年7月15日 1時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - hicoさん» こんばんはhicoさん！そんな風に言ってもらえると嬉しくて軽率に舞い上がります笑 これからもゆずるさんのお話たくさん書かせてもらいます(^^)/ (2021年7月13日 2時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
hico(プロフ) - こんばんはです(^ ^)最新のゆずるさんの話めっちゃ好きです、、、、尊い、、、 (2021年7月13日 2時) (レス) id: febdff73d6 (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - ひきにくさん» 初めまして！リクエストありがとうございます！今こちらは下書きの時点で全ての話埋めてしまってるので移行した際にすぐに書かせてもらいます！少しお時間頂きますのでお待ちくださいm(_ _)m (2021年7月13日 1時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2021年5月30日 21時
