愛より恋よりお笑いで (ページ18)

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マ「うちは女やから他の同期たちとお笑い公演出させてもらえんのって言われて、その時に」

森「何て言うたん？」

マ「それ以外に......理由があるかって言ってもうて」

森「っっ！！」

南「森田アカン！！やめろ」

森「お前はなんであんな！あんな弱いヤツにそんなこと言えるん？血も涙もないのか！！

それともAの事が憎いんか！嫌いなんか！やったらAのマネージャーやめてくれや！！

俺と会うたび毎回のように言うねん、どうやったら私はホンマもんの芸人になれますかねぇって

それ聞いてお前どう思うん？俺は毎回申し訳ないんよ！俺はな！同期たちはな！Aの売れ方が

羨ましいって思ってるんや、ネタはやれんくても自分と顔と名前が売れる芸人として売れるのは

後でやって俺たちは思ってるけどな、Aはちゃうねん！Aはな生粋の芸人やねん！

アイツはテレビに出れんくても一生劇場や地下でやってっても誰か一人でも笑顔にする方が好き

それが芸人だ！それがAなんや！！それを一番近くで見てきて何も思わんかったんかぁ！！」

南「森田！やめろ、東口！！森田止めてくれ！！」

東「どうしたんですかって...森田さん！！どうしたんですか！やめてください」

森「離せぇ！！東口ぃ！離せ！俺はなこいつに一発殴り入れんとすまんのや！！」

南「森田！」

森「ったぁ...殴る相手間違ってんのちゃいますか？南川さん」

南「いや、俺は森田に殴ったでなんも間違うてないわ、森田お前はここに残ってAちゃんと

話せ、落ち着いてなそしてAのマネージャーは俺と一緒に来いや、東口はなんかすまんかったな

変に巻き込んでしもうて」

東「いえ...俺は大丈夫ですけど、初めて見ましたあんなに取り乱してる森田さんを」

南「普段はなあんなことないねんけどAちゃんじゃあ、しゃーないなで取り乱しても」

東「そう、なんですか？」

南「同期とはいえ年齢的に言えば森田の方がだいぶ上やけど森田はAちゃんの事可愛がってるし

Aちゃんは森田になついてるし他の同期たちは皆煙たがってるから、実質たった一人の同期やと

思ってるかもしれへん、だから森田には何でも言えんねん」

東「俺かて、半年同期ですよ」

南「おーおー嫉妬か青春やな～...ん？青春かぁー」

東「何ですか？」

南「イヤなんでもない、とりあえず森田よろしくな！じゃあ行こかマネージャーさん」

マ「でも！謝らんと」

南「今は森田に任せておきましょ」