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「それで、どうだったの？ボイトレは」
ホソギヒョンがキムチをつまみながら僕を見た
「なんかもう、レベル高かったですよ。
既に完成されてる感じで、さすがデビュー決まっただけあるなって」
「曲のイメージ掴めそうか？」
「もうコーラスも綺麗だしソロとしての素材も良くて何も心配いらなかったですユンギヒョン」
「そりゃ良かった」
あの後、トレーニングの見学をしながら彼らの生声の特徴など細かく記録した。
個々の特徴はもちろん、各組み合わせの音色なども。
夢中になっていたら、いつのまにか3時間のトレーニングも終わってしまったし「もうそんな時間！？」と慌てて確認したスマホにはジンヒョンからの通知がたくさんきていた
夕飯できそうだけどいつ帰ってくる？って
「ヤー！スマホの通知は切るなって言ったのに！」
「すみませんヒョン、つい」
「ジニヒョン、まーーたオンマになってますよw」
「Aもう成人してるんですから多めにみてあげてくださいよオンマw」
「ヤー！！誰がオンマだ！！」
グクとテヒョンイヒョンがジニヒョンを揶揄ったおかげで標的が僕からそれた
「メンバーはどんな感じだった？」
「あー、すごく礼儀正しいというか模範的な優等生って感じで良い子たちばかりでしたよナムヒョン」
「ますます僕らとは正反対だねw」
「そもそものコンセプトが僕たちとは違うくらいですからねジミニヒョン
でも、すごい可愛い後輩たちでした
きっとヒョンたちも可愛くてしょうがなくなりますよ」
僕がそう言えば、「俺も早く会ってみたいー！！」と口に食べ物を入れたままこちらを向いたテヒョイヒョンに「飲み込んでからしゃべれ！」とジニヒョンがまた怒ってた
「ヒョンたちも今度会いに行ってみたら？
みんな喜ぶと思いますよ」
「行きたいのは山々なんだけど、さっきマネヒョンから連絡きたんだよなホソガ」
「そうそう、えーっと対面企画があるからデビューまでは我慢しろって」
ナムヒョンがホソギヒョンに振ると、スマホを確認した。
「お前らの行動パターンわかりやすいすぎてマネヒョンから釘刺されててwww」
ユンギヒョンが楽しそうに笑って釣られて僕も笑ったけど、そっか、まだ対面は先か
今日のレッスン室で顔を合わせた時の後輩たちの反応を思い出して、楽しみだなと笑った
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作者名：わいきき | 作成日時：2021年2月8日 13時
