兄貴分の僕、弟分長男の彼 (ページ39)

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ソウルに帰ってきて、すぐマネヒョンとPDからお叱りをうけた。
まあ、そんなに強く言われたわけじゃないし軽く指摘を受けた程度だけど。

サブマネは申し訳なさそうな顔と共に「しょうがないですよ、Aさんは悪くないですよ」なんて声をかけられるし、「TXTのマネージャーが戻ったら謝りに行きますって連絡来てました」と他のグループのマネージャーまで巻き込んでしまった。

「気にしないでください、彼らのマネージャーにもそう伝えてください」

といっても、サブマネは返事をするが申し訳なさそうな表情のままだった。

メンバーと合流すれば、ナムヒョンが申し訳程度に怒ってたけど、本当に申し訳程度で一言「たく、お前は。次からは気をつけて。」と言った後はいつもの笑顔に戻って頭をワシワシと撫でられた。

「すみません、気をつけます」

「まぁ、テヒョナ達だったら今頃正座させて2時間は説教だったけど、前科なしのAのことだからなw」

ナムヒョンはリーダーだから、形だけでも注意しなくちゃいけない立場だし、そんなことをさせてしまって申し訳ない。

「お前も飛んだトラブルに巻き込まれたなw」

なんて暢気に笑うウリ長兄は完全に窓の清掃員。

「今SNSでarmyと向こうのペンがバトってるよ、あっ、またトレンドあがってる」

「Aもトレンド上がってるよ」

スマホをいじるジミニヒョンのスマホを後ろから覗き込むホソギヒョン。

「なんで、向こうのアイドルにセルカ撮らせて、しかもSNSに上げられてるの？w」

「はー？ずる。
Aヒョン、俺のスマホでもセルカ撮ってください」

「グガは何を言ってるんだ？」

口を四角にして笑うテヒョンイヒョンに自分のスマホを俺に渡そうとするグク、そのグクを笑ってるユンギヒョン。

「向こうの音楽番組の本番後にヨジャドルにTXTが囲まれて写真撮られるのを迫られてたので、助けに入ったらこうなりました」

「それにしてももっと上手く交わせなかったの？ww」

「僕そんなジミニヒョンみたいに器用じゃないですもん」

写真をあげたヨジャドルはご丁寧にハッシュタグに僕の名前まで入れて投稿するし、それをみた人たちが「どういうこと！？」と反応。
さすがに今までの僕の行いもあってarmyはそんなに反応していなかったのに、会場に来ていた観客が出演者席でヨジャドルに執拗に絡まれている僕の動画をアップ。

ウリ7男になにしとんじゃワレ、とarmyが臨戦態勢に入った。
ざっくりいうとそんなところ。