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「最後の最後まで、本当にご迷惑おかけして…」
「いえいえ、気にしないでよ。
言葉が伝わらないのって、厄介だよね」
あの後、ヨジャドル達と何か会話を交わしてからサラッと俺たちを引き連れて控室まで送ってくれたAヒョン。
正直、あのピンチにあのタイミングで助けられたことを理解した時は死ぬほどときめいた。
逆にときめかないやつ、いるか？
「それに、僕なんてこの前言葉が通じる韓国なのに同じようなことあって、ヨンジュナが助けてくれたからさ。
その恩返し」
そういえば、そんなこともあったけどあの時とさっきのではレベルが違うし、他の場面でも俺たちはすごい助けられてる。
「ワァ、先輩、カッコ良すぎます」
「へへ、ありがとね
みんなのパフォーマンスもすごい良かった！
これは日本でもすぐ人気になっちゃうね」
ヒュニンの言葉にさらっと俺たちを褒め返すAヒョンは、本当スマートだと思う
「みんなもう疲れてると思うし僕も控え室に戻よ。
今日はしっかり休んで。日本での活動、楽しんでね」
ドアノブを握って部屋を出ようとするAヒョンに俺達は慌ててお礼を言った。
続けて
「Aヒョンは、まだ日本にいますか？
もしよければ俺たちと食事行きませんか？」
と聞いたけど、Aヒョンは申し訳なさそうな顔をして
「ごめんね、明日の朝一の仕事が終わったらソウルに帰るんだ…」
と言った。
このヒョン、あまりにも忙しいすぎないか？
「ごめんね、またソウルでゆっくりご飯食べよう」
「はい、ぜひ、！」
残念だけど、こればっかりはしょうがない。
「あ、そういえば、僕が好きな日本でおすすめのお菓子とインスタントだけどラーメンもさっきみんなのマネヒョンに渡しておいた！
みんなお菓子が好きみたいだしヨンジュナはラーメンこそ人生って宣言してるって聞いたからさ。
日本の最高に美味しくておすすめのやつ、たくさん揃えておいたから疲れたらみんなで食べてね！じゃ！」
颯爽と部屋を出ていた。
本当なにから何から何まで………
「Aヒョン、あまりにもスマートすぎる…」
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作者名：わいきき | 作成日時：2021年2月8日 13時
