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「A、日本いくのー？
ずるいよ僕も連れてって」
「俺も行きたい！ねえ連れてって！」
「じゃあジミニヒョンとテヒョンイヒョンも一緒にいきましょ」
「まじ！？」
「行く行くー！！」
「僕も行きます！！！！Aヒョン！！」
「お前らは残るんだよ。
Aもすぐこいつらを甘やかすな。
冗談と本気の違いがわからないんだから」
「すみませんマネヒョン」
単独で日本の仕事が決まって、あと5時間後には飛行機なんだけど、僕以外のメンバーは普通に韓国で仕事。
マネヒョンはみんなにつくから、いつも通り単独での仕事はサブマネのヒョンに付いてきてもらう。
「えー！」
「ずるいよずるいよ！」
「ヒョーーーン…また俺を置いていくんですか？」
「またたくさんお土産買ってくるから」
「お前たちは何歳だ…」と呆れながら呟くマネヒョンに苦笑いするサブマネと荷物やスケジュールの確認をしながら3人をどうにかして宥める。
もともと日本人だから、日本での仕事にはよく駆り出されるし、メンバー全員のスケジュールが空かなければ1人で受けることも多い。
3日間の日程には、これまたびっしり詰め込まれていた。BTSとしての仕事から別名義で音楽番組出演もあったり、楽曲依頼が来ていたりコラボ予定の日本人アーティストとの打ち合わせとか。
せっかく帰国するのにあまりにも自由時間が少ないから、実家に寄るのはまた次の機会にするしかないな。
「東京行ったらくまモン買ってきて」
「くまモンは熊本なのでどうですかね、、
まあ見かけたらお土産にしますユンギヒョン」
「忙しくても食事はちゃんと取るんだよ」
「はいはい、ちゃんと取りますよオンマ」
「ヤー！オンマじゃない！！」
「俺が言えたことじゃないけどパスポートと貴重品には気をつけろよ」
「本当にナムジュナが言えたことじゃないねww」
ケラケラ笑うホソギヒョンに釣られて俺も笑った
「本当大丈夫ですからw
もう何度も1人で日本行ってるし」
「ヒョン……無事に着いたらカトクしてくださいね！無事じゃなくてもカトクしてください！」
「これから飛行機乗る人に縁起でもないこと言うな」
「A、そろそろ空港向かうぞ」
「はい、マネヒョン。
じゃあみんな、行ってきます」
いつまで経っても心配性なヒョンたちと甘えたなマンネに手を振りながらサブマネと空港へ向かった。
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作者名：わいきき | 作成日時：2021年2月8日 13時
