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「なんか、めちゃくちゃ垢抜けたね…？！」
テレビ局の通路でばったり会った183cmの長身の弟分は、以前よりもアクセサリーを着けこなしピンクに染まった髪は可愛らしい印象とは反対に何故かさらに男前に見えるし、何より色気がとんでもない。
最後に会った時はまだあどけない少年っぽい顔つきだったのにほんの数ヶ月会わないだけでこんなに変わる…？
「そうですか？」
「うん、すごい大人っぽくなった。」
「へへ、ヒョンにそう言われると、俺、すげー嬉しいです」
なんて一重の目を細めてくしゃっと笑うその顔も驚くほどイケメン。
いや、イケメンは最初からなんだけど、、
「あっ、Aヒョン」
そう言って少し屈んで僕の顔へ手を伸ばしてきたヨンジュナにドキッとしてしまった。
「すみません、まつ毛ついてたので
もう取れましたよ」
「えっ、あ、ありがとう」
「いえ」
そう言ってニコッと笑ったヨンジュンを見た瞬間に体全体にドンッ！と衝撃が走った。
完全にイケメンの色香に当てられてる。
僕の周りもイケメンだらけだと思ってたけど、こんなにドキドキしたことなかったから自分で自分に驚いてしまった。
この数ヶ月で、何があった…！？
なんの経験を積めばこんなに………
と思って一つ思い当たることが頭に浮かんだけど、流石に下世話だし、勝手にそんなことを考えたことが弟分に申し訳なさすぎて脳内で自分を殴っておいた。
「それじゃあ、俺もう行かなきゃなので」
「えっ？あ、うん、いってらっしゃい」
そう言って彼を送り出そうとしたら「あ、そうだ」といってまたこちらに向き直った
「今回のヒョンの新曲も、最高に好きです」
「それではまた」と言って去った姿にしばらくボーッとした。
「え……イケメン……俺も好き……」
なんて呟いたら
「何言ってんの？」
っていつの間にか後ろにいたジミニヒョンに突っ込まれた。
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作者名：わいきき | 作成日時：2021年2月8日 13時
